天気のよい休日。外へ出かけるのもいいけれど、ベッドにもたれながら読書する時間も贅沢な過ごし方だなぁと思っています。
なにも外へ出なくとも、刺激は本を開けさえすればどんどん飛び込んできますからね。
今月は誕生日&フリーになったご報告のお祝いに、たくさんの方々から素敵なプレゼントをいただきました。お世話になった方や、まだお会いしたことのない方まで・・・なんだか力がわきました!本当にありがとうございます!
「ほしいものリスト」から、いろいろ本を頂きましたのでピックアップしてご紹介していきますね。
11月も終わりを迎えつつありますが、恒例の「いま、読みたい本」特集をはじめますー!
いとしいたべもの/森下典子
先月の「いま、読みたい本」でもご紹介した森下典子さん。映画「日日是好日」が大ヒット中ですね。
「いとしいたべもの」は、森下さんの「食」にまつわる素朴なエッセイ。ものすごく高級なごはんのことを語っているわけでもなく、そこにあるのは日々の食べもののこと。
ふつうのことを、するすると読みたくなっちゃう語り口で綴る森下さんのエッセイに魅了されます。
これを読んだあなたは、きっと「どん兵衛」が食べたくなるはず。わたしはコンビニへ買いに走りましたよ。
好日日記―季節のように生きる/森下典子
こちらも森下さんの作品。先月読んだ「日日是好日」の続編ですね。お茶の稽古をなんとなく続けていただけなのに、次第にその奥深さに自身の人生観が支えられていく様は、とても心に沁み入りました。
「季節のように生きる」っていい言葉だなと思って、読みたくなった一冊。
「冬は気分が滅入りがちだなぁ」なんて、ため息つきたくなるときは、この言葉を思い出したいな。春夏秋冬、いつも同じようにいられるわけないんです。
四季折々の変化がある国なのだから、自分の調子の良いサイクルを知って、抗わず落ち込まず季節を楽しんで暮らせたらいいな。と、いうことでこれから読みます。
花ごよみ 365日: 季節を呼び込む身近な草花の生け方、愉しみ方/雨宮ゆか
季節を楽しむなら、花と仲良くすることは近道なような気がしていて。
365日シリーズ、大好きなんです。こういう本こそ、紙の本の醍醐味がある!パラパラめくって好きなところから読める楽しさよ。
わたしの母はお花や植物が大好きで、よく家に飾っています。やたらと種を植えたがるのですが、アボカドの種から、わりと大きな幹を育ててたのは結構驚きました・・・
売ってるお花でも、道端の雑草からでも「ああ、今は冬だからきれいな椿が見られるんだな」って思えたら、どんな季節も楽しめると思うんです。(調べてみたところ、椿の品種によって開花時期が異なるよう。秋から春が時期のようですね)
花と料理 おいしい、いとしい、365日/平井 かずみ,渡辺 有子,大段 まちこ
こちらは、先月ご紹介した本。同じ本を紹介してしまいますが、この本の美しさとコンセプトがとても良かったので。こちらも365日分楽しめるシリーズですね。
1日ひとつ、食べものやお花のしつらい、おやつなどが載っています。簡単な作りかたやレシピもほんの少し。見て楽しんで「こんな風に作ってみようかな?」と思わせてくれる本。
冬は食卓のトーンが落ち着きがちなので、鮮やかなエディブルフラワーを取り入れるのも楽しいはず。
KINFOLK
ずっと気になってましたKINFOLK。「写真がおしゃれな雑誌」という印象だけだったのですが、プレゼントでいただいた日本版を読んでみたら、想像以上に骨太な雑誌でした・・・!
社会派なコラムだったり、ふだんあまり読まないような読み物が詰まっていたので、これは読書好きも読むべし。ポートランド行った後にハマる自分、ほんとにもうー!(KINFOLKはポートランド発なのです)
nice things.
せっかく雑誌を取り上げたので、もう一冊。ライフスタイル提案系の雑誌から遠ざかっていたのですが、nice things.も骨太な本なのでご紹介を。dマガジンにも楽天マガジンでも配信されてない雑誌のほうがレアになりつつある中で、そのどちらにも配信していません。(たぶん)
今回は「食」にフォーカスし、おいしいお米を作る農家さんやお豆腐やさんを紹介。ていねいなインタビューは、時間をかけて読みたくなりますね。
今回の表紙は、浅草橋にある古道具屋「白日」と知ってテンションが上がりました!
このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景
読書好きの全員に見てほしい「ゴロウ・デラックス」。先日Twitterで見かけた、お笑い芸人さんが書くゴミ清掃員の本が特集されていました。
プラスチックが燃えるゴミになったときに、よく聞いたのが「今まで分別してたのはなんだったの?」という声(わたしもそう思っていました・・・ごめんなさい!)。
想定以上のゴミの量をどう処理するか、ということでゴミの研究者の方々が研究に研究を重ねているんだそうですよ。それでも、日本人1人が出すゴミの量はトップレベルなんだとか。
著者の滝沢さんも「日本はゴミで埋まるんじゃないか。もって後50年。」とお話しされていて、あらためてモノやゴミにたいして考えさせられました。これは読まねば。
写真をもっと魅力的に撮るための構図のお手本帖
「もっと写真うまくなりたい!・・・でもどうやって?」と考えた末、やはり知識をもう少し蓄えたいなと思いました。構図を知るだけでも、ちょっとは変わるはず。今読んでるのですが、気づきがたくさんあっておもしろいです。
デザイン関連の本は、MdNが出版しているものなら間違いない!と個人的には思っています。
くらしを楽しむ七十二候・七十二候で楽しむ日本の暮らし/広田千悦子
日本の季節の分け方って春夏秋冬だけじゃないんですよね。七十二もの季節があり、それが「七十二候」という言葉で表現されているんですね。
ちょうど今日11/27-12/1は「朔風葉を払う(きたかぜ このはを はらう)」。(日付は年度ごとに変わるそうなので、本ではおおよその目安で書いているそう)
季節の楽しみ方は、こんな風に知るところからかな、とも思っています。
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!/大河内 薫,若林 杏樹
最後は打って変わって、こんな本。
「税金とは?」「そもそも確定申告ってなに?」
先月、こんなことが頭を駆け巡ってへろへろでした。何を読んでも意味がわからなくて、人に相談しようとも何がわからないのかがわからないレベル。そんな風に悩んでいたところに、友人・若林杏樹先生のマンガが登場。
税理士・大河内薫さんとの共著で、これでもかというくらいわかりやすく説明してくれています。タイトルにどきっとした人、すぐ読むべし。これはフリーじゃなくても、知っておくべき知識がたくさん詰まっていますよ。
わたし、簿記2級持ってる上に、職業訓練校でも税金の話とか習ったはずなんですけど、「基礎控除」とか言われると頭がパンクしちゃって。言葉が難しいとイヤになりますよね。でもこれがあれば大丈夫。
詳しいレビューは、ママブロガーみてみてさんの記事をどうぞ→【ほぼ漫画】フリーランスが知っておくべき税金・確定申告【フリーランス税本】
真面目な話のはずなんですが、開始5ページ目で笑ったのと同時に、肩の力がふっと抜けました。いい本。
ということで、全11冊をご紹介しました!読みたくなる本が見つかったらうれしいです。おもしろかったおすすめの本があれば、Twitterで教えてくださいね。
次に読むなら2018年10月の「いま、読みたい本」を
毎月いちど、そのときに読みたい本をまとめてご紹介しています。新刊、既刊問わず。