毎月10冊の「いま、読みたい」本を紹介する企画。遅くなりましたが7月分をお届けします!テーマは以下の4つ。
- まちを知る
- ごはん!ごはん!ごはん!
- 非日常を振り返る(まだ続いてるけど)
- お悩み本の決定版
こうしてる間にも、8月の本もすでに10冊溜まっていますが、よかったらお盆休みの参考にどうぞ。7月も豊作でした。
まちを知る
ちづかマップ / 衿沢世衣子
大好きなミュージシャン、スカートの澤部さんが〈BRUTUS〉のマンガ特集でオススメしてました。
街の歴史に関する本ってコアすぎて、とっかかりの興味を引く本って本当に少なくて。(知らないだけかもしれませんが)ポップだったり、デザインに惹かれて読みたくなる本があればいいのにな…
そんな中、ちづかマップは登場キャラクターの天真爛漫なところやトボけた感じが衿沢さんぽくて、濃さを中和してくれる感じがよかった。3巻まとめて一気読みしました。メモを片手に散歩しよ。
古い地図を片手に街歩きを楽しむ女子高生の話。なんてことない街並みも、かつての姿を想像したら何千倍も楽しめる。ようやくわたしもそんな楽しみがわかるようになりました。ちづちゃんの天真爛漫なキャラも最高で続編読みたい…
ちづかマップ/ 衿沢世衣子 @knutknut https://t.co/08WfihKsqc
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) June 29, 2020
東京ノスタルジック喫茶店
こんなに素晴らしい本なのに、おそらく絶版で古本278円で売ってるなんて本当にもう。喫茶店好きな人ぜったい買った方がいい。丁寧に綴られた店のストーリーが知れる貴重な本https://t.co/6ArIIQGllS pic.twitter.com/xmvI5t1VI2
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) July 2, 2020
47都道府県の純喫茶 / 山之内遼
下調べをせずに偶然見つけた純喫茶で忘れられない体験をする。店案内は現存する店が大前提になるけれど、なくなるからこそ記録に残しておく価値がある。人に焦点をあてているからこそ伝わる、温かな喫茶店文化の名作。2020年新装版
47都道府県の純喫茶 / 山之内遼https://t.co/Sl6ASqjFYp pic.twitter.com/owbbMFqxey
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) August 11, 2020
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私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。 / 平野紗季子
ディープ散歩をポップに伝えるのが平野さんの魅力。歩き回るから見つかる謎の店。ネットに載らないコミュニティ。店の住所や営業時間とかいわゆる必要な情報は載ってない。それよりも伝えたいのは店の空気だから。そこが好き
私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。
/ 平野紗季子 pic.twitter.com/68CdO1GsEE— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) August 8, 2020
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※amazonでプレミアついてるので本屋で探してみてください…!
異聞風土記 1975-2017 / 尹雄大
街への違和感が個人の歴史によって明らかになる。知らないでいれば楽かもしれないけれど、知っていたい。すべてをなめらかにした街の根底に感じる不穏な感情を思い出した
異聞風土記 1975-2017 / 尹雄大 https://t.co/3e1hwLHrgu pic.twitter.com/dHQ8GyJxqq
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) June 30, 2020
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ごはん!ごはん!ごはん!
7月は平松さんの本ばっかり読んでいました。どうりで食への衝動がはげしいわけだ。
すき焼きを浅草で
平松さんのレシピはなんの手間もなくささっと作れるのに美味しい。定番化した釜玉そうめんは朝ごはんにもうってつけ。家でも外でも食への愛が溢れる名エッセイ集。このシリーズ「悶絶シリーズ」っていうのか…!
すき焼きを浅草で / 平松洋子https://t.co/8akmGjBxhb pic.twitter.com/c1cXKLYOIY
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) June 28, 2020
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ひさしぶりの海苔弁 / 平松洋子
きゅうりの丸かじり、パセリ、鮭缶に油揚げ、おまけに豚足。平松さんのエッセイを読んで「あれ作ろ!」と買いに走る日々。上野の韓国食材専門店まで豚足買いに走りました。安西水丸さんのイラストも良い
ひさしぶりの海苔弁 / 平松洋子https://t.co/A2S4OQngvl pic.twitter.com/BOD2pMlHPv
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) June 30, 2020
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夜中にジャムを煮る / 平松洋子
センチメンタルな冒頭のエッセイに胸を打たれた。from afarで見つけた平松さんの単行本。韓国のごはん旅日記、想像するだけで「ぎゃっ」と驚いたわ
夜中にジャムを煮る / 平松洋子https://t.co/KzV4mfl5uI pic.twitter.com/2mj2yxeuzK
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) July 29, 2020
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非日常を振り返る(まだ続いてるけど)
仕事本
数年前に出版された、作家の締め切りに間に合わない言い訳などなどを集めた〈〆切本〉の出版社・左右社からの注目作品。緊急事態宣言が出たときのこと。スーパーの店員からライブハウス、作家などの日常エッセイ。
普通じゃない日々を過ごす羽目になったわたしたち。誰もがいつもより他人の暮らしぶりを知りたくなった4月。様々な職業の人が綴る、あの時の日記。パン屋やミニスーパーの店員さん。知るだけできっといつもより他人に優しくなれるはず
〈仕事本 わたしたちの緊急事態日記〉https://t.co/TZJOXzuxq4 pic.twitter.com/J1L4z1lkxN
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) June 30, 2020
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お悩み本の決定版
自分の薬をつくる / 坂口恭平
悩みに効く特効薬なんてないけれど。もしかしたら坂口恭平さんの本は、どんな悩みにも手助けをしてくれるかもしれない。
わたしの悩みはみんなの悩み。誰にも相談したことのないような悩みを、実は隣の人も同じ気持ちを抱えてる。坂口恭平さんの答えは的確でどんな相談にも思いもよらぬ方向から肯定する。ムダに悩む時間をなくして前に進める1冊。何度も読み返したい
自分の薬をつくる / 坂口恭平https://t.co/D2OmCKDcLm pic.twitter.com/1kf4bacufR
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) August 8, 2020
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以上、7月の「いま、読みたい本」でした!
最新のおすすめ本は「かもめと街」Twitterでご紹介しています。
おしらせ
両国の大好きな本屋YATOで、「かもめと街」のZINEお取り扱いが始まりました。ぜひとも遊びに行ってください~
【お知らせ】
大好きな本屋さんにZINE置いてもらえることになりました!!嬉しい!!両国のYATOでかもめと街歩きZINE、販売開始です〜!下町さんぽの魅力を詰め込みました。現物を見てから買いたい方はぜひ両国さんぽへ。1冊500円です〜! pic.twitter.com/N7dj0pPDjH
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) July 24, 2020
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