店主の暮らしぶりが垣間見える店が好きだと気付かされたのは、去年の暮れのこと。
窓から見える店内は、ふんわりとしたオレンジの光と白いレースカーテン。
蔵前の裏通りを歩いていると、はたと足を止めたくなる洋食屋のような店がある。
入ってみるとそこは、37年間喫茶店だった場所をほぼ居抜きで引き継いだという、昭和と平成の匂いをまぜあわせような雰囲気。
喫茶店というには、いろんな意味で新しすぎる。レストラン、というには親しみがありすぎる。カフェとして紹介するのはもったいない感じ。なぜならごはんが美味しすぎるから。(店名にカフェ、と入っているのにごめんなさい)
ということで、ここは雑誌「Hanako」の言葉を借りて「ネオ喫茶」と呼びたい。カフェとは違い、喫茶店スタイルの店のことをそう呼ぶらしい。
言い得て妙。
喫茶店らしさは、木の椅子や間仕切り、サイフォンやカップに残り、煙草が吸えるという点でも感じられる。常連さんや、わたしのように初めて来た人にも、そして働くスタッフにも優しい声をかけていた店主の女性の佇まいにも。
喫茶店らしくないところといえば、バーカウンターがあるところ。そして、ベビーカーもOK。
店主の女性は、コーヒーを淹れながら背中におぶった赤ちゃんをあやしていた。BGMは90年代J-POPなのもなんだか新鮮。
いろんなジャンルの良いところをギュッとおさめた「CAFE ILE(カフェ イル)」は、誰にでもひらかれた温かな店であった。
蔵前でグルメの味わいをランチで。「CAFE ILE」店舗外観
蔵前の「CAFE ILE」は、表と裏に入口があります。こちらは、裏通りに面した外観。
江戸通りに面した入口は、ビルの目の前にある黒板が目印です。
こういう奥まった入口、わくわくしちゃう。
蔵前のおすすめ喫茶店・ランチ「CAFE ILE」店内
レトロな洋食屋さんのような、喫茶店のような。小さめな木の椅子がかわいい。
キッチン&カウンターは、モダンでバーのような雰囲気。営業時間は11時〜19時ですが、夜は予約があれば営業するとのこと。
この日は平日13時過ぎにお邪魔したのですが、満員の大賑わい。近くで働く方々のオアシスになっていました。ベビーカーできている家族づれの方も。だれでも入りやすいお店って、意外とないのでうれしいですね。
蔵前のおすすめ喫茶店・ランチ「CAFE ILE」ランチメニュー
蔵前でランチができる喫茶店は、ここが本命かもしれません。日替わりランチやパスタランチなどのメニューを見て、カフェっぽいカジュアルなお味かな?と思ったのですが、これは美味しい・・・!
デミグラスソースのハンバーグにマッシュポテトと白いごはん。
ぎゅっと一皿に盛り付けられた家庭的なランチですが、本格的な味わいがうれしい一皿です・・・!店主の女性の旦那さまがシェフで作ってらっしゃるんだそう。
「CAFE ILE」のランチは、サイフォンで淹れたコーヒー付きで1000円程度。(値段失念してしまい、、、すみません)
すっきりとした味わいがおいしいコーヒーで、午後の仕事前にリフレッシュを。
蔵前でグルメの味わいを「CAFE ILE」おすすめまとめ
- シェフの作るランチが本格的で美味しい
- 喫茶店の雰囲気が残る、ネオ喫茶
- サイフォンで淹れるコーヒー
ぜひ蔵前さんぽの際は、ランチへどうぞ。
蔵前のおすすめ喫茶店・ランチ「CAFE ILE」店舗情報
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蔵前「結わえる」でしみじみ美味しい玄米ごはんの「ハレ御膳」を。