「あれ?こんなに荷物多かったっけ?」
松本から東京への帰り支度をするときに、いつもどきりとします。「気に入ったものだけ連れて帰る」をモットーにしているはずなのに、長野は気に入ったものばかりに出会ってしまいます。
今回の戦利品を並べてにんまりする朝。
最終日は松本の街をぐるぐる散歩した様子を写真で振り返ります。あなたの次の旅行先に「長野」という選択肢が加わりますように!
1日目:松本でおいしいマフィンと素敵な文具を見つけに。2019年GW写真日記#01
2日目:北アルプスの山々と桜でお花見。安曇野のギャラリーでカトラリー探し。2019年GW写真日記#02
3日目:わざわざ行きたい霧ヶ峰高原の山小屋と、諏訪の古道具屋で宝探しを。2019年GW写真日記#03
9:00 松本さんぽ開始
ゴールデンウィークは松本へ行くのが定番になっているわが家。6年も通っていると、街並みも観光客の多さもがらりと変わっていくことを実感します。
変わらないのは女鳥羽川の景色と、この季節ならではの新緑の美しさ。
9:30 「珈琲まるも」でモーニング…の予定が。
早起きして大好きな「珈琲まるも」のくるみはちみつトーストを食べようとしたら、なんとトースト完売で、店へ入るにも30分待ち。凹みましたが仕方ない。気持ちを切り替え、朝7時から営業している栞日へ向かいます。
10:00 栞日でモーニング&読書
以前と比べると、朝から松本の街には人が溢れています。(当社比)それでも朝の栞日は静か。2階はほぼ満席でしたが、読書を楽しむ大人の時間が流れていました。
そんな栞日のモーニングセットがこちら。
トーストとコーヒーで500円。いさぎよいほどシンプルなメニューですが、プラス100円でハニートーストにできます。たっぷりのバターしみしみのトーストにはちみつじゅわり。ああ、また魅惑のトースト見つけちゃった。
栞日は焼き菓子の種類も豊富なのですが、大好きなのはシナモンドーナツ。
カリッとしつつ、しっとりしたオールドファッション系。チャイとの相性も抜群です。
11:30 まつもと市民芸術館で再会
栞日からすぐ、あがたの森公園へ向かう途中に訪れてほしい場所「まつもと市民芸術館」。伊東豊雄さんがデザインした建物は、まるで魔法にかけられたようなファンタジックさ。
2階へ昇る緩やかなエスカレーターからは、ときたま新緑がのぞき、ロビーは赤い絨毯が劇場らしさを醸し出しつつ、モダンな表情。
今回は雨で行けなかったけど、屋上からは松本の街を一望できるのでぜひ。
うっとり眺めていたら、松本の街で活躍する「TCアルプ」の女優さん・下地尚子さんに再会しました。
数年前にamijokで知り合って、その年の公演をここの劇場へ来たときのこと。舞台と客席の境があいまいで、飲み込まれるように夢中で観ました。「K.テンペスト」はシェイクスピア作品を串田和美さん演出で上演するそう。池袋でも5/22-26に上演があるので、活躍を観に行きたいなと思っています。
次は、栞日分室へ。さいきんの松本は、新店も2号店もオープンラッシュのよう。あちこちに咲き乱れる花とお散歩を楽しみます。
12:00 池上喫水社で井戸水の水出しコーヒーを
古い蔵へ入ると、張り巡らされた細い試験管のようなものから、ポタンと水がしたたり落ちる音がこだましました。
毎年ゴールデンウィーク中に開催されている「池上喫水社」。松本市内で飲める約12箇所の井戸水を使って、コーヒーの味の違いを楽しもうというイベントです。
水出しコーヒーは8時間かけてじっくり抽出されたもの。写真では明るく撮っていますが、実際は目が慣れるまでは暗がりの中なんです。用意されたベンチで座って眺めていると、水の音が心地よく、無の境地を体感できます。なんですか、このセンス抜群の仕掛けは・・・
見学は無料で、開催は5/6までとのこと。外では、それぞれの井戸水を使ったコーヒーをいただくことができます。(珈琲2種と甘味セットで1000円)
松本の街を散歩していると、随所に井戸を発見します。それぞれ自由に汲めるようになっていて、地元の方が列をなしていることも。
井戸水って、松本市内ならどこでも同じ味だと思っていましたが、地下に流れる水脈によって全然違うそう。アルカリ性が強いものや酸性が強いものなど。ほんの少し場所が違うだけで別の水脈になるそうで、その水の違いを珈琲を通じて知るイベントは今回で11回目だそうです。
井戸水の違いを味わう松本さんぽも楽しそう!ペットボトル持参で街歩きすることをお勧めします。
次は「栞日分室」のギャラリーへ。あぁ、写真好きな仲間たちと松本フォトウォークしたい・・・!自分では撮れない松本の風景を観たい。
13:00 栞日分室のギャラリーを見学
今や全国的な人気を博す「栞日」の2号店がオープンしていました。2階のギャラリーをちらりと見学。
5月中旬には、1階の食堂がオープンするそうで絶賛工事中!楽しみですねぇ。
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13:30 城下町・松本の酒蔵、善哉酒造で日本酒の試飲
栞日分室の並びにある「善哉酒造」。松本の街に酒造があるの、初めて知った!優しいお母さんが出迎えてくれ、「たんと飲める?(たくさん飲める?)」って聞かれて首を振りつつ試飲に参加。
令和元年の初日、日本酒に目覚めてしまいました…
なにこれ、水だ pic.twitter.com/BEB17KbRwe
— チヒロ@街歩きエッセイスト (@kamometomachi) 2019年5月1日
お酒にめっぽう弱いわたしですが、ここの「女鳥羽の泉」がさらりとした口当たりで、ほんとうに水。
お母さんお手製の漬け物がおいしくて、ほぼ初めての日本酒が進みます。
酒造の内側もかっこいい・・・!
「もっといろいろ説明したいんだけどね、お客さんが多くて途中からになっちゃってごめんね」と話す、優しいお母さん。
お母さんの人柄も含め、ファンになってしまったので、またお邪魔しますね。電話でも注文できるそうなので、日本酒フリークはぜひ。
みすず細工(竹で編まれたカゴなど)のお店「上原善平商店」も近くにありますよー。今回は荷物が多くて断念。
14:00 麺肴 ひづきでランチ
日本酒の試飲までして、すっかりランチタイムを逃しましたが、ふと思い出したラーメン屋へ立ち寄り。ひづきのラーメン、一時期よく通っていたので懐かしい。お水が美味しいからなのか、松本はラーメンもハイクオリティです。
通りすがりの着物屋さんの店先にあった、素敵な着物たち。レンタル着物屋さんはモダンな柄の古い着物をもっと活用したらいいのになと思います。今っぽく作られたものも可愛いけど、桁違いに素敵な柄ばかり。クリーニングが大変なのかな。
15:00 松本のギャラリー 10cm「細川亜衣展」へ
木工作家・三谷隆二さんのお店「10cm」へ。こないだ東京の個展で買ったばかりだから・・・!と思いつつ、細川亜衣さんの展示を見に。
「ほぼ日」のイベントでも行列ができていたワヤンワヤンのかごに出会えました。野菜入れとして使います。(悩みながらも即購入)
15:30 ラボラトリオでお土産を見つける
最後は定番のラボラトリオでシメ。翌日に友人のおうちにお邪魔する予定だったので、お土産を買いました。安曇野のカレー粉とハーブティーを。関連記事:松本市のおすすめ雑貨屋さんぽ その1:ラボラトリオ
ラボラトリオの近くでは、つばめの巣が。毎年楽しみにしている光景です。
にしても、さすがにいろいろ回りすぎてへろへろ。(ほんとはまだ回りたかった)今回も素敵な人やものと、たくさん出会えました!日本酒飲めるようになったのがうれしい。
16:00 松本駅着
松本駅のコインロッカーで荷物を取り、駅ビル「MIDORI」の地下で、長野産の野菜をチェックして帰るのがいつものコース。
16:30 松本駅発、帰路で新宿へ出発
まだまだ周り足りないけれど、今回はこれでおしまい。行きたくなった方の参考になれば、こんなに嬉しいことはありません!
1日目:松本でおいしいマフィンと素敵な文具を見つけに。2019年GW写真日記#01
2日目:北アルプスの山々と桜でお花見。安曇野のギャラリーでカトラリー探し。2019年GW写真日記#02
3日目:わざわざ行きたい霧ヶ峰高原の山小屋と、諏訪の古道具屋で宝探しを。2019年GW写真日記#03
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