鬱蒼とした森に、ぽつんと存在する一軒家。
安曇野のギャラリーやカフェが並ぶ大通りから、細い小道をゆっくりと進む。
6年前に初めて来たときは、電車とバスで向かい、近くのバス停から看板のない道を心細く歩いた。「クマに注意」なんていう看板を見て怯えながら、ほんとにこの道で合ってるのか心配になりながら。
あのときはバターナイフを探していた。マーガレットハウエルで買った黒のホーローのバター入れにしっくりくるものが見当たらず、探し回った。
「nagiっていうね、一軒家のギャラリーがすごく素敵なんだよ」
そう友人に聞いて訪れたあの日から、気づけば6年も経ってしまった。
カーナビの道案内を見ながら、おそるおそる森を進むと、小さな看板がひょっこり。
ナチュラルという言葉では収まりきれない、凛とした佇まいの漆黒のギャラリーは、中から白熱灯の灯りが見える。
今日は安曇野のギャラリー〈nagi〉へ。
安曇野の観光おすすめ!ギャラリー〈nagi〉店舗外観
細い小道を進んで、左に入ると素敵な一軒家が見えてきます。営業日や時間はオフィシャルサイトで確認を。
松本から安曇野への観光について
安曇野へのアクセスは、松本駅から電車または車でどうぞ。JR大糸線 穂高駅から出ているバスで「安曇野アートヒルズミュージアム」を目指してくださいね。(4〜11月までの運行)そこからは徒歩で、Googlemapを頼りにお願いします。(nagiさんのサイト参照ください!)
ちなみに、大通りから1本隣の脇道には「アトリエ宇 sora」という素敵なお店もあるので、そちらもぜひ。目当てのお店が絞れているなら、午前中は松本を散策して、午後は安曇野のギャラリー巡りというプランも全然ありだと思います。
安曇野の見どころ。ギャラリー〈nagi〉店内
〈nagi〉の店内には、作家もののうつわやカップがずらり。マットなオフホワイトとグレーよりのブラックのカラーが多く、このお店だけでトータルコーディネート出来てしまいそうです。
店内でよく見かけたのが、小さめの片口。ドレッシングやソースを添えるのに良いですね。平べったいからうつわに乗せても合わせやすそう。
窓の外は森。こんな素敵なロケーションあります?
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着心地の良さそうな洋服もありますよ。
わたしが悶絶したのは、木のカトラリーコーナー。
いちばん左は調理用ヘラだそうで、こんなにスマートな木のへラは見たことがないです。ああ、全部欲しい。
こちらの上のほうは茶さじ。どれもなめらかな手ざわりが心地いい。下はバターナイフ。今でも愛用しています。手の温もりが感じられる作品たち。
ガラスケースに集合していた羊のオブジェも可愛い。
近所にあったら、友人へのプレゼントを探すのにまず向かう店になると思います。木のカトラリーは数百円〜2000円前後で、うつわも平均して3000円前後くらいなので、結構買いやすい価格なのも危険。
〈nagi〉で買ったもの
〈nagi〉で買ったものを並べてみました!調理用ヘラは〈actscobo(アクツコウボウ)〉、茶さじとミニスプーンは木村毅(きむらつよし)さん。小さな片口は阿久津真希(あくつまき)さんの。(右の鍋敷きは諏訪のリビルディングセンターにて。)
どれも一目惚れしてしまいました!ずっと使えるものに出会えた瞬間は、いつだってうれしい。お気に入りの日用品があれば、ふだんの暮らしをもっと楽しむことができます。
そんなとっておきを見つけに、森のギャラリーへ足を運んでみませんか?
安曇野のおすすめギャラリー〈nagi〉店舗情報
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