「女性がひとりでも入れる店を」
「おひとりさま」という言葉が定着して久しい。
わたしは両親が共働きだったからか、幼い頃からひとりで店へ入ることに慣れていた。そして、まわりにどう見られるかよりも食い意地が優っていたので、ひとり牛丼もひとりラーメンも全然平気なタイプ。
とは言え、なんとなく入りにくい店もある。牛丼屋も、入ったら男性しかいないような定食屋や中華屋も、実際はドキドキしながら入っている。
そんな「女性ひとりの気まずさ」に配慮した店が増え、気兼ねなく舌鼓をうてる開放感はたまらない。
豚肉専門のハンバーグ店〈Hamburg Will ハンバーグウィル〉も、そんな女性へ寄り添った店。誕生の背景には「女性がひとりでも入れる店を」という思いがあったそうだ。
そのメニューへのこだわりや、食べ応え、からだに配慮したメニューと、お洒落なインテリア。ここまでやると、逆に男性は入りにくそうな感じもするけれど、平日のランチタイムは近所で働くサラリーマンも多い。
近隣の人に愛される名店は、ジューシーなうまみたっぷりの、わざわざ訪れたくなる名店だった。
〈ハンバーグウィル 錦糸町〉のランチでグルメなハンバーグを 店舗外観
〈ハンバーグウィル 錦糸町〉があるのは、JR錦糸町駅から歩いて約10分ほど。商業施設の〈オリナス〉がある裏手の道沿いに見えるのが、こちら。新宿にもお店があるそうですよ。
ここのウリは豚肉のハンバーグということ。しかも、岩手の岩中豚(いわちゅうぶた)を使用している、贅沢なハンバーグなんです!
ハンバーグは豚肉で。〈Hamburg Will 錦糸町〉 店内
ランチタイムはグルメな近隣住民や、近くで働く方々で開店と同時にいっぱいになるほどの人気。この日は日曜日の14時過ぎに行ったので、すぐに入れました。
店内はオレンジを基調とし、ウッディに仕上げたお洒落な空間。これは女性が好きな感じですね。
お店の成り立ちや、メニューへのこだわりなど、店内のあちこちに読みものが用意されていて飽きません。こういうの好き。
〈ハンバーグウィル 錦糸町〉のランチでグルメなハンバーグ メニュー
〈ハンバーグウィル 錦糸町〉のランチメニューはこちら。(一部見えなくなっていてごめんなさい…)
6種類のハンバーグ×3種類のソースが選べるので、毎日通ってもいろんな組み合わせが楽しめますね。ここ、職場の近くにあったら週3で通いそう…
カウンター席は目の前でハンバーグを焼く様子が見られるので、ワクワクしますよ。
今回は通常のランチセットを。ハンバーグには、自家製ピクルスとスープ、玄米ライス(またはパン)がつきます。
この日は春キャベツのチャウダー。これがきちんと美味しいんですよ…セットでなんとなくついてくるスープと雲泥の差。あっという間に飲み干しました。
大根の自家製ピクルスは、瓶詰めで登場。
今回選んだのは「モッツァレラチーズ×クリームマスタードソース」。
俵形のハンバーグの中と外には、モッツァレラチーズがギュッと詰まっていて、中からも外からもとろーり。最高です。
やわらかいパティの秘密は、ソテーした玉ねぎや生姜とヨーグルト。これが決め手なのか分からないけど、油でもったりしがちなハンバーグをもたれにくくしてるんですよね。
クリームマスタードソースは、生クリームにマスタードを添えた、濃厚でも後味はあっさりしているタイプ。「濃い味が食べたいけど、もたれたくない!」というわがまま女子にぴったりの味です。温泉卵は希望すれば無料でサービスされるので、ソースと合わせたり、ディップしても。
こちらはブラックペッパー×デミグラスソース。王道ですね。粗挽きのブラックペッパーに、とろりとデミグラスソース。下に添えられたレンズ豆もほっくりとした味わいで美味しいんですよ。
今回はランチのみでしたが、先日行ったときは、サラダ・デザート・ドリンク付きのセットをいただきました。自家製デザートはフルーツゼリーが美味しかった…!ドリンクは、なんと自家製青汁がオーダーできるんですよ!
「肉肉しいものばっかり食べちゃった…」という罪悪感をかき消すような、野菜たっぷりなのにフルーティーで飲みやすい青汁も、ぜひランチのお供に添えてみてくださいね。
〈ハンバーグウィル 錦糸町〉店舗情報
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