• 北海道

泊まれるドーナツ屋〈チャシバクINN〉で過ごす、湖畔のモーニング

洞爺湖 宿泊 チャシバクINN

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早朝4:30、自然に目が覚めて、肌ざわりのよいリネンの白いカーテンを開ける。

やわらかな薄いピンク色に染まった空と湖は、「いま寝てて後悔しない?」と言っているかのよう。

長旅の疲れで、からだはだるい。けれど起き上がった瞬間から湖が見られるなんて、願ってもないシチュエーションだ。

洞爺湖の、どこまでもつづく大きな湖畔。早朝の水面は、水鏡のように景色を反射させる。

部屋を見渡せば、パステルブルーに塗られた壁には、ドライフラワーのスワッグ。リラックスできるようにと、手づくりのアロマスプレーや5種類のお茶まで用意されていて、細やかな気配りに感服する。部屋のインテリアは、オーナー夫妻の好きなもので固められている。

なにもせず、景色を眺め、心を落ち着かせる時間。せかせかと暮らす日々のなかでは、ついついぞんざいに扱ってしまうけれど、ほんとうは大切なひとときなのだ。

そんな時間を過ごしてほしいという気持ちが伝わるおもてなしが、そこかしこから伝わってくる。

小さなガラスのカップアンドソーサーに、温かなハーブティーを淹れる。1時間くらい眺めて、ゆるゆるとベッドへ。そうして二度寝から目覚めたら、とっておきの朝ごはんが待っている。

白樺のカゴに入った〈チャシバクドーナツ〉の朝ごはんセット。

かるい口あたりのドーナツと、手づくりシロップのメロンソーダで、夏の朝をすこやかにはじめる。

ドーナツ屋さんが始めた宿は、心をゆるやかにほどいてくれる場所だった。

洞爺湖の宿泊なら。〈チャシバクINN〉でドーナツ片手に湖畔のモーニングを。外観

洞爺湖 宿泊 チャシバクINN

北海道・洞爺湖で宿泊するなら、〈チャシバクドーナツ〉が昨年オープンした宿を検討してはいかがでしょうか。その名も〈チャシバクINN〉。

新千歳空港から車で約1時間45分、洞爺湖が見えてきたら「とうや 水の駅」の角の細い道を入ってすぐ。目の前は美しい洞爺湖が広がるロケーションです。

古い民宿をリノベーションした小さな宿は、1階がドーナツ屋さん、2階が4つの個室の宿泊施設になっています。〈チャシバクドーナツ〉は、北海道産小麦を使った、油であげない豆乳焼きドーナツの店。

「泊まれるドーナツ屋さん」は、とっておきの朝ごはんも自慢のひとつなのです。

洞爺湖の宿泊なら。〈チャシバクINN〉内観

洞爺湖 宿泊 チャシバク

宿泊したのは「ツインルーム1」。窓からは美しい湖が望める部屋です。

ペールブルーの淡いカラーの壁には、スワッグがちらほら。ああかわいい。こんな宿、あります?

洞爺湖 宿泊 チャシバク

ぼやけちゃった…!

淡いトーンでまとめられた室内の床は、レッドパインを使っていて素足でも心地よいのがうれしい。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

水まわりも、こんなに素敵なんですよ。からだや健康に優しいアメニティもたくさん。無印良品のポット、冷蔵庫、ランプ、扇風機まで統一された世界観にもうっとり。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

湖畔を眺められるよう、窓際には木製のベンチが用意されています。向かい合うよりカウンターで横並びで座る方が、個人的にも落ち着けてとても好き。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

ランプも可愛い。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

季節の花を生けてくれているのも、さりげないおもてなしの心が伝わりますよね。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

 

廊下には、観光に役立つ雑誌や旅、料理の本なども。本棚にはチャシバクくんの時計がありました。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

 

お手製のルームスプレーからハーブティーまで。〈チャシバクINN〉のおもてなし

洞爺湖 宿泊 チャシバク

読んでくれてる方のほとんどが、すでに泊まりたくなってるかと思いますが、〈チャシバクINN〉の魅力はこれだけじゃないんですよ。

白樺作家・ユーリさんがつくるルームキーホルダーに、オーナーさんの手作りのアロマルームスプレー。(売ってほしい…!)

洞爺湖 宿泊 チャシバク

5種類のハーブティーや番茶まで用意されていて、お部屋でゆっくり過ごしたくなる心地よさ。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

 

夜が近づく洞爺湖を目の前で眺められるんです。

洞爺湖 宿泊 チャシバク 洞爺湖 宿泊 チャシバク

夜は、車で5分程度の日帰り温泉施設へ行き、移動疲れで22時には就寝。

翌朝、4時過ぎ。白いリネンのカーテンから朝日が差し込みます。美しい湖畔に誘われるがままに窓際へ。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

落ちた花びらもうつくしい

早朝から散歩している人もちらほら。わたしは2階の部屋から眺めることに。小ぶりで口あたりの良いガラスのティーカップでハーブティーを。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

これが欲しすぎて、どこのか聞きましたが、もう今は売っていないみたい…!

洞爺湖 宿泊 チャシバク

こうやって、景色をゆっくりと眺める時間忘れていたなぁ。もちろん都会には、雄大な自然は少ないけれど、ちょっと足を伸ばせば皆無ではないわけで。何もしない時間って無駄なように思えて、ついつい頭や手を動かしてしまうんですよね。

でも、余白がないといつかはいっぱいになってしまうわけで。そんな当たり前のことを思い出した早朝のティータイム。

 

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洞爺湖の宿泊なら。〈チャシバクINN〉の朝ごはん

洞爺湖 宿泊 チャシバク

〈チャシバクINN〉の朝ごはんは、オプションでオーダーすることができます。やさしい甘さの豆乳焼きドーナツに季節のフルーツとドリンクを。この日のドーナツは、ルバーブ・木の実・ラムレーズン・プレーンでした。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

洞爺湖産のさくらんぼと、〈チャシバク〉の裏庭で取れたブラックベリーを添えて。

自家製シロップの種類が豊富で、ハーブコーディアルからなんとメロンの果肉たっぷりのメロンソーダまで!人生最高のメロンソーダを見つけてしまいました…!

洞爺湖 宿泊 チャシバクドーナツ

左がメロンソーダ、右がハーブソーダ

白樺のカゴは、ユーリさんのもの。マドラーは真鍮のカージーさんのものです。このセット買いたいんですけど…(n回目)

廊下の眺めも気持ちよくて、あと1週間くらい泊まりたい気持ちに。

洞爺湖 宿泊 チャシバク

 

さいごに。そんな素敵な空間を運営されているのが、田中さん家族。奥さまは〈チャシバクドーナツ〉を、元ホテルで働いてらっしゃっただんなさまが〈チャシバクINN〉を主に営んでいるそうです。

洞爺湖 チャシバク チャシバクドーナツ

チェックアウトの時に、お部屋にあった気になるアイテムから周辺のおすすめ場所まで、たくさんお話ししてくださいました!奥さまと趣味がおそらく近いわたし、「ここは絶対好きだと思う!」って言われたところはだいたい回りました。うん、大正解。

翌日もドーナツ屋さんへお邪魔したのですが、同世代ということもあって話が尽きず、とても楽しい時間を過ごせました!東京からは遠いけれど、ぜひ訪れてほしい宿です。

今月号のnice things.の洞爺湖特集でも取り上げられていたので、気になる方はチェックを。次回も洞爺湖の様子をお届けします〜!

洞爺湖の宿泊なら。〈チャシバクINN〉施設情報

〈チャシバクINN〉

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暮らしになじむ、〈ラムヤート〉の滋味深いハードパンを片手に、北海道の旅を。

 

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