「ジブリに出てきそうな店なんです」
扉を開けると、カランコロンと聞こえるベルの音色が郷愁を誘う〈こーひーこっぺる〉。
この辺りをふらふら散歩した週末に見つけたものの、あいにくの休みで「いつか行こう」と思ったまま忘れていた。
冒頭のことばは、近くにオープンした〈NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO〉スタッフの方から。(「Hanako.tokyo」で宿泊レポート書きました)
その女の子が〈こーひーこっぺる〉を語るときに、愛おしそうに話していたのが印象的で、数日後にすぐ向かった。わたしは誰かの愛に弱い。
カウンターで常連さんとマスターご夫婦が世間話しに花を咲かせる。店がスタートして41年経つそうだけど、そう見えないくらい隅々まできちんときれいにしている。
艶のある木のテーブルやカウンター。味のあるノミ目彫りのついたて。三角帽子のランプにレコードプレーヤー。
どこを取っても店を大切に守ってきたのが伝わる空間は心から落ち着ける。
おまけに自家製ベイクドチーズケーキとコーヒーセット680円って、お手ごろすぎないかしら。長く続いてほしい、路地裏の喫茶店。
秋葉原のおすすめ喫茶店〈こーひーこっぺる〉 店舗外観
秋葉原駅から徒歩4分の路地裏にある〈こーひーこっぺる〉。
ギャラリーのような佇まいで、入る前から絶対にいい店なのが伝わってきます。
ノミ彫りの跡が時を経た木製の扉に味わいを持たせています。
秋葉原のおすすめ喫茶店〈こーひーこっぺる〉 店内
いい席は座るよりも眺める方が絶対にいい。ということに最近気づきました。窓側の5人がけテーブル、コーナーを上手に使っていて落ち着けそうな空間。
ピンクの電話が懐かしい!まだ現役なのかな?
奥は4人がけテーブルが4,5つほど。カウンターの席はマスターと話せる特等席です。
秋葉原のおすすめ喫茶店〈こーひーこっぺる〉 メニュー
〈こーひーこっぺる〉の手描きメニューのかわいさよ…!1980年代のファンシーグッズに使われるフォントみたいな丸みがキュート。
モーニングのトーストから、ランチのジャンボサンドイッチに、遅めのランチ向けのミニサンドイッチと、時間とおなかに合わせた豊富なメニュー。
自家製ケーキセット、この時代に680円ってどういうこと…?
ケーキは2種類。ベイクドチーズケーキにチョコレートケーキ。ハーフ&ハーフもできちゃう、欲張り女子にもキュンとくるメニュー。
わりとおなかいっぱいだったので、今日はチーズケーキとコーヒーを。
ちょうどいいミニサイズのチーズケーキはしっとりとさわやかな酸味が感じられて、ミルクたっぷりのカフェオレがぴったり合います。
秋葉原にこんな素敵な喫茶店があったなんて。次に行ったときはカウンターでマスターご夫婦に色々聞いてみたいな。のんびりできる、路地裏の喫茶店です。
秋葉原のおすすめ喫茶店〈こーひーこっぺる〉 店舗情報
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