揚げまんじゅう発明した人にノーベル賞あげたい。
スタンダードな和菓子が苦手だったわたしとあんこを繋いでくれたのは、あんバターとか揚げまんじゅうとか、ちょっと王道から外したおやつだった。
昨日更新した〈神田まつや〉でそばを食べた後に向かったのは、裏通りにある〈竹むら〉。
この建物も立派な造りで、前々から気になってはいたものの、並ぶのが苦手なわたしはなかなか行けず。なんでもアニメの聖地になっていたとかで、海外からのお客さんも多かったそう。
ということで、平日の昼間にふらっとお邪魔してきました。
神田の甘味処〈竹むら〉で揚げまんじゅうとあんみつを 店舗外観
〈神田まつや〉の記事でも紹介しましたが、この辺りは東京の空襲でも奇跡的に被害からまぬがれたエリアだそうで、歴史ある建物がいくつも残っています。その辺りは後日の神田さんぽでまとめて紹介する予定です。
〈竹むら〉は昭和5年(1930年)に建てられた木造3階の建物。東京都選定歴史的建造物にも選ばれています。
神田の甘味処〈竹むら〉で揚げまんじゅうとあんみつを 店内
残念ながら〈竹むら〉の店内は撮影禁止(注文商品はOK)。まあ、行ってからのお楽しみにしてください。1階はテーブル席と座敷があります。2階は座敷で週末など混んでいる時に開放されるそうです。
神田の甘味処〈竹むら〉で揚げまんじゅうとあんみつを メニュー
〈竹むら〉の名物は、あわぜんざい(夏はお休み)と揚げまんじゅうだそう。手作りのおまんじゅうをごま油で揚げた香ばしいおやつ。
2つで500円くらいなのですが、たった2つのためにその場で揚げてくれることを思うとジーンとしちゃいます。香ばしいごま油の香りに惹かれ、パクッとかぶりつくと熱々でびっくり!
サックサクの衣にしっかりカバーされたあんこはしっとりとした食感。赤紫の艶っぽい色合いが美しい。それにしても2つ食べたらかなりボリュームある…!
もうひとつ注文したのは、最近ハマりつつある白玉クリームあんみつ910円。
比較してどうこう言うつもりはないのですが、〈竹むら〉の白玉クリームあんみつはわたしの中で王道だなと思いました。全部の要素のバランスがいいというか。
寒天はやわらかめ、あんこは甘めでしっとり。黒みつはさらりとした甘さで重たくない。
まわりを見ると、あんみつやかき氷を食べて、お土産に揚げまんじゅうを買う方が。そうなんです、揚げまんじゅうをお土産で買えるんですよ。箱詰めで買って差し入れしてみたい…!
それにしても揚げまんじゅう美味しかったなぁ。音のない静かな空間も落ち着きますよ。
〈神田まつや〉でそばをいただき、〈竹むら〉で揚げまんじゅう。次に向かったのは…!神田さんぽ、もう少し続けます。
神田の甘味処〈竹むら〉で揚げまんじゅうとあんみつを 店舗情報
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