ボードワンに感謝したくなる季節がやってきました。
「誰それ?」と思われそうですが、オランダの軍医で上野公園が誕生するきっかけを作った人と言われています。
1868年の上野戦争により焼け野原になった上野の山には、病院や大学建設の計画が立てられていましたが、ボードワンの助言によって公園を作ることに決まったそうです。(参考:『台東区むかしむかし お話と遊びⅠ』)
いやぁ、歴史を知るっておもしろいですね。今見えている景色にもうひとつ違ったレイヤーをかけて見られるというか。
そんなこんなで、まだ触りしか知らない程度ですが、郷土史に興味を持ち始めています。
上野公園の桜をこんなにじっくり見たのは初めてかも。
江戸時代の人たちがお花見にあちこち遊びに行ってたのと同じように、令和のわたしたちも同じように桜を愛でに行くという共通点に、ロマンを感じ始めています。
上野公園・不忍池の桜 2022年
上野駅の公園口からスタート。人混みを避けながら歩きます。
お花見禁止のための囲いシートの色が強いなぁ。もう少しベージュっぽい色味だったら景観を損なわないのでは?と思ったり。公共デザイン、たまにモヤっとしますよね。やっぱり、禁止区域だから目立たせないとダメなのかな〜。
でも、お花見の提灯は惹かれる。
上野 寛永寺 清水観音堂
清水観音堂の右手入口には枝垂れ桜が!
見ごろはだいぶ過ぎていましたが、ぽつぽつとピンク色の花が柔らかく咲き誇っています。満開なのは3月中旬ごろだったのかな。
そして、清水観音堂は正面から見ると素晴らしい眺め!
京都の清水寺を模して作られたという〈清水観音堂〉。こうやってみると「清水の舞台」感ある。
歌川広重が浮世絵に描いた「月の松」も、大切に守られています。
その〈清水観音堂〉からの眺めも、見晴らしが良くて気持ちいい!
左に見える2色の花は桜?
「月の松」をフレームに見立てて撮るのも楽しいかも。
下の方を見ると、なにやら池のようなものが。
なんでも、願い玉を投げ入れてこの的に入れば願いが叶うとか。ぱっと見入りそうな気がしましたが、結構難しいそう!1人で挑戦するには心のハードルが高かったので、次回に見送り。
曇ってはいるけれど、いい天気!
上野公園のタイルがかわいい
上野公園を歩いていたら、タイルと壁が桜餅の配色でうっとり。
上野公園のマンホールはやっぱり、桜並木なんですね〜!
上野公園の桜アイス
〈甘味処 喫茶去〉の横に、アイスクリームの売店がありました。桜の花アイス、ほんのり桜餅っぽい大人の味わい。甘すぎず、シャーベットのようで塩味がきいているのも良い!吉野葛入りなんだそうですよ。
パンダの親子のモナカもかわいい! 一眼レフを片手に持ち、手をプルプルさせながら撮りました。翌日の筋肉痛よ……!
上野大仏は受験生に人気
お顔だけの大仏さま、実際に見に来たのはもしかしたら初めてかも。
何度も地震で崩れ、その度に再建されたとのことですが、関東大震災の際に首が落ちたんだとか。「これ以上落ちない」ということで、今は受験生の合格祈願の場所として人気だと聞きました。巡り巡って由来がおもしろい。
上野公園のお花見の状況
2022年の春も、宴会のようなお花見は禁止ということで「シートをひいてのお花見はご遠慮ください」とあちこちに張り紙がありました。
歩きながら見るぶんには良いらしく、メインの通りには行きと帰り方向で通路が半分に区分されていましたが、歩けるスペースが確保されている分、ゆったりとお花見を楽しめた気もします。
この辺りだけ出店があった!
ブレブレだけど好きな写真。
上野 不忍池の桜とスワンボート
不忍池といえば蓮の花。
蓮の花について書かれた案内板によると、江戸時代にはハスが育てられていた記録が残っているそうです。
そんな不忍池も第二次世界大戦中は水田として使われ、終戦後に蓮の池として復元されたそう。そんな歴史があったとは。
池に沿うようにならんだ桜並木もきれい。
スワンボートと桜とかもめ。好きなものがこれでもかと集まっていて、見ているだけで幸せな気分。
ひとりでふらっと散歩したけど、見どころが多くてついついのんびりしちゃいました。
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