こんにちは!読書が大好きなエッセイスト・チヒロ@かもめと街ブログです。
寒い冬。ベッドに入ったまま、本の世界に没頭する時間は至福のとき。
自分の行動や思考を変えたくて読んだ本、生き方を考えるきっかけになった本。
技術を身につけたくて読んだ本、ただただ物語に惹かれた本。
2017年も残りわずかとなったので、今年読んで特に印象に残っている本をざっくりまとめました。
年末年始の読書の参考にどうぞ!
年間100冊読了!チヒロの2017年に読んだおすすめ本10選
2017年はだいたい100冊以上読みました。
ログを取っていなかったのが悔やまれますが、読書アプリ「ブクログ」をたよりに、特に印象に残っている10冊をジャンごとにご紹介します。
ジャンルは以下の4つ。
- エッセイ
- 小説
- 自己啓発
- スキルアップ
分けてみたところ、圧倒的にエッセイが多かったです・・・!
「どんな生き方をしたいか」を考え→「暮らしのお手本を見つけ」→「実際にどんな行動をしたら、その生き方に近づけるか」がわかる構成でご紹介します。
お好きなジャンルをどうぞご参考に。
2017年に読んだおすすめ本 エッセイ編
ここ数年読んだ本は、圧倒的にエッセイが多いことに気づきました。
まわりに流されず、自分がほんとうに心地よいと思える暮らしや生き方を見つけるには。
軸が固まったのは、この本たちのおかげかもしれません。
2017年おすすめのエッセイその1:「愛情生活/荒木陽子」
11月に読んだばかりのこちら!
ご存知アラーキーの奥様のエッセイ。装丁が素敵でずっと気になってはいたのですが、ある日本屋で見かけて「とうとう読む日が来たか・・・!」と思いました。
ここまで夫への愛情を包み隠さず、素直に書いた本もめずらしいのではないでしょうか。
文章から伝わるのは、陽子さん自身がブレない軸を持っていること。
あるがままに生きている姿。うそがない姿。
文章力がどうとか、書き方がどうとかよりも、その人柄がにじみ出る文章を描きさえすれば魅力的な作品になるんだ、と言うことに気づいた本でした。
洗いざらい書いてておもしろいのは、決して有名な写真家の妻だからではなくて、陽子さん自身が魅力的だから。
誰かにどう見られようとも、ふたりでいることが幸せならそれで充分なんだ。
荒木 陽子 / 愛情生活 https://t.co/hhPTu4MR4o
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— チヒロ@かもめと街 ブログ (@kamometomachi) 2017年11月17日
2017年おすすめのエッセイその2:「ヨチヨチ父/ヨシタケシンスケ」
お次はイラストエッセイ。
大人気絵本作家ヨシタケシンスケさんの初の育児イラストエッセイ。
育児をしている人への心の支えになる一方、さまざまな立場の人が、相手をどう思いやって共存して暮らしていくかを考えさせられる本。
「あたりまえ」と思われている常識を俯瞰で見て、見えてくるもの。
この本が好き過ぎて、ヨシタケさんのトークショーでご本人に質問したりもしました。
>>関連記事「ヨシタケシンスケ「ヨチヨチ父」は新米ママパパへプレゼントしたい本」
>>関連記事「「人それぞれ」を認め合えるのが大人のいいところ。ヨシタケシンスケ×山崎ナオコーラ「子育て」トークショー」
2017年おすすめのエッセイその3:「いのちの車窓から/星野源」
リウマチでいちばん苦しかったとき、友人が貸してくれた星野源さんの曲と本にずいぶんと助けられました。
それから星野さんの本はすべて読んでいます。
よく知られている話ですが、星野さんは一度病気で「死にかけて」います。
だからこそ、1日1日をいかに大事に生きているか、そうやって暮らすことがなによりも大切だということを教えてくれます。
どのエピソードも捨てがたいけど、わたしも好きな中村勘三郎さんとのエピソードが印象的でした。
注目されて、舞台では拍手喝采を浴びる人でも、家に帰ってお風呂に入っていると圧倒的に孤独を感じるという話。
どんな立場になったとしても、「ひとりの孤独」からは逃れられない。
そのエピソードから、星野さんも「化物」という名曲を産み出しました。
朝のはじまりにぴったりの名曲です。
2017年おすすめのエッセイその4:「おいしいってなんだろ?/伊藤まさこ」
このシンプルな装丁!かっこよすぎませんか・・・?
女性誌などで大人気のスタイリスト・伊藤まさこさんのエッセイ。
わたしがまさこさんに憧れる理由は、単にお洒落だからではなく、「芯」があるから。
見た目だけ、うわべだけのモノには惹かれず、ブレない軸を持っている姿に憧れています。
この本では、食いしん坊なまさこさんが「おいしい」と感じる味覚について、いろんな立場の人と話した対談やエッセイが掲載されています。
「インスタ映え」するごはんより、自分がおいしいと思うものを自信を持つこと。
「おいしい」ってほんとうは情報なんかいらなくて、舌で感じるだけのこと。
やたらとウンチクを聞いて「おいしさ」を感じようとする現代人に読んでほしい名著です。
2017年おすすめのエッセイその5:「ききがたり ときをためる暮らし/つばた英子・つばたしゅういち」
2017年ミニシアターで大反響を呼んだドキュメンタリー映画「人生フルーツ」。
90歳の建築家と87歳の妻の建築家夫婦のふだんの暮らし。
一軒家に暮らす二人だけの生活は、まさに「ときをためる暮らし」。
時間をかけて、自分たちの心地よい暮らしを作り、それを維持する生活。
ものを買うこと、じぶんの手で育てること、つくること。
都会の暮らしでは真似できることは少ないかもしれないけれど、お手本として見習いたい姿勢です。
このご夫婦に生きざまにふれて、遠くの目標ができました。
遠くの目標ができると、身近な人と比べて苦しくなることが減るのでおすすめです。
「自分の暮らしをつくるために、世の中と不必要なやりとりをたくさんやっていると、いつの間にか流されてしまう。人まかせにした暮らしでは、決して自分の暮らしはよくなっていかない」つばた 英子「ときをためる暮らし」https://t.co/SH2rnaSXio #かも街books #読書 pic.twitter.com/CEfNfuDeAW
— チヒロ@かもめと街 ブログ (@kamometomachi) 2017年8月11日
2017年に読んだおすすめ本 小説編
2017年おすすめ小説:「ボクたちはみんな大人になれなかった/燃え殻」
さいきん小説から離れていました。
なぜなら、ブログを始めてからというもの、自分の人生が忙しすぎて。
人の人生に入り込む時間がないな、と。
でも、「ボクたちはみんな大人になれなかった」を手に取ったところ、一気に読み終えてしまいました。
恋愛がテーマであるようでいて、それはただ単にきっかけに過ぎない。
ちいさな傷をいくつも抱えたひとりの男性が、経験を経て「社会と折り合いをつけて強くなる姿」に共感しました。
>>関連記事 燃え殻「ボクたちはみんな大人になれなかった」は忘れたくない人がいる人へ読んでほしい
2017年に読んだおすすめ本 自己啓発本編
「自分を高める」系の本について。(「自己啓発」って言葉がしっくりきてないのはわたしだけ?)
もともと自己啓発本は好きで読んでいました。
自分のことをあたらしい目線で見ようとするのはとても大切なこと。
すべてを信じて行動するわけではないけれど、考えるきっかけを得られる本は貴重。
このジャンルに関しては、今年は特にブロガーさんのおすすめで読んでいたので、読んでいる人が多いはず。
2017年おすすめの自己啓発本その1:「エッセンシャル思考/グレッグ・マキューン」
自分の「いらないもの」を整理すれば、
目標に向かってスピードを上げて近づける。この「エッセンシャル思考」を読むと、
やりたいことに最速で近づけそう。#かも街booksグレッグ マキューン 著 「エッセンシャル思考」 https://t.co/yqj2iexI6c https://t.co/9frbhT9gwm
— チヒロ@かもめと街 ブログ (@kamometomachi) 2017年9月19日
プロブロガー・八木仁平さんのおすすめで読んだ本。
ブログを始めて3ヶ月目。ブログやいろんなことで悩んでパンクしていました。初めてお会いしたやぎぺーさんにたくさん悩みを吐露したところ、
「チヒロさん、エッセンシャル思考って知ってますか?」と一言。
そう、この本は「やるべきことに集中するために、他は捨てよう」というメッセージが込められています。
一番響いたのは、人間関係について具体的な解決策が書かれているところ。
より良く生きるために、いかに自分の時間を自分や大切な人につかえるように調整するか。
それは、自分と他人との境界線をはっきりと決めておくかにかかっているようです。
上手に「ノー」と言う技術を身につける
引用:「エッセンシャル思考」
波風を立てないように、さらっと「ノー」を言えるスキル強化したいです。
ノーと言わなくてもいいようにあらかじめルールを設定する
引用:「エッセンシャル思考」
誘われた瞬間になにか気がかりがある時はやめておくのがマイルールになりつつあります。
面倒くさい人たちと一線を画す
引用:「エッセンシャル思考」
まわりの人ほぼみんなが「面倒くさそうな人」と認識してる人に気づかず、(本能的には気づいています)普通に近づいて、その人にいいように扱われる痛い経験を何度もしているわたし・・・
自分の貴重な時間を取られていることにきづいてからは、より注意深くなっています。(でもむずかしい!)
他人の問題を横取りしない
引用:「エッセンシャル思考」
いちばん刺さったのはこの言葉でした!
落ち込んだり、悩んでいる人に全力で話を聞いてあげすぎたところ、その人から依存されて重荷を感じて離れたくて悩んでいたとき。
「それは依存させるような行動をしてるからですよ。依存させることで自分の存在を確かめているんですよ。」とやぎぺーさんに指摘されたあと、この言葉を見つけてハッとしました・・・
他人のせいではない、自分の行いのせいだったんだ、としっかりと自覚することができました。
自分の特性を判断してくれる「ストレングスファインダー」での特性のトップが「共感性」だったわたし。
他人の問題を自分の問題のように捉えすぎるのも問題なんだ、ということに気づけました。
限られた時間をどう使うかは自分次第。
大切な自分のため、大切なだれかのためだけに使えると、より自分の人生が楽しく生きられるのでは?
そう気づけた本でした。
考え込んでしまう人にはこの記事もぜひ!
>>関連記事「優柔不断な性格を直す方法。「ゼロ秒思考」を始めよう!」
同じことでずっと悩んで、時間を無駄にしてました。
A4の裏紙1枚に「今考えてること」を1分間書き出すだけ。頭がすっきりします!
赤羽 雄二 「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」https://t.co/XZAPkWZfgX#読書 #かも街books pic.twitter.com/Y4kVFBokGz
— チヒロ@かもめと街 ブログ (@kamometomachi) 2017年8月25日
2017年おすすめの自己啓発本その2:「半径5メートルの野望/はあちゅう」
実はブログを始める前、ブロガーの人って誰も知らなかったんです。
「はあちゅう」さんという名前は本屋でよく見かけていたのですが、かわいらしい名前からして20代前半の若者向けの本なのかと思っておりました・・・
ブログを始めた時に、はじめて本屋さんでこの本を手に取ったときの衝撃。
今まで読まなかったことを後悔しました。
胸に響くフレーズだらけ。あっという間に付箋がいっぱいつきました。
強いフリをすることと、本当に強いことに、どれほどの違いがあるでしょうか。
引用:はあちゅう「半径5メートルの野望」
「あいつなんてもう終わってるよ」と言ってくる人は、その人自身、何一つとして始まってもいないような人です。
引用:はあちゅう「半径5メートルの野望」
「幸せになる」には、資格も条件もなく、自分が「今、幸せになる」と決めるだけで幸せになれる。
引用:はあちゅう「半径5メートルの野望」
2017年おすすめの自己啓発本その3:「多動力/堀江貴文」
自分にとって「いらないもの」をバッサリ切り落とす。
その姿勢に批判されたり誤解されることも多い方ですが、いかに自分のやりたいことに全力でぶつかるか。そのヒントをもらえた本。こういう考え方もあるよね、と知見が広がりました。
電話ギライのわたし、この本を読んだことで「自分が電話がキライな理由」が明確になりました。
2017年に読んだおすすめ本 スキルアップ編
2017年おすすめのスキルアップできる本:「人を操る禁断の文章術/メンタリストDaiGo」
では、具体的に「なりたい姿」が決まった人。どう成長したいか決まった人。
文章で表現していきたい人には、この本がおすすめ!
読みやすく惹きつけられる文章、かつ、自分の思いをきちんと伝えるために。
文章力を上げたくていろんな本を読みました。いちばん効いたのは断然この本!
>>関連記事「ブログ初心者が続けることで見つけたメリット5つ」
スキルアップのために、ブロガー向けの本はいくつも読みました。で、実践しています。
だけど、心に残っているものってやっぱりスキル本ではなくてエッセイなど、思いが綴られたものなんだなと気づきました。
年末年始の読書の参考にどうぞ!
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「続けることは変わらないということではないのだ。
同じ場所でも景色は変わっていく。
その景色が見えるかどうか、その景色を楽しめるかどうか、それが大切なんだと思う。」
小泉今日子「黄色いマンション 黒い猫」https://t.co/nnsmr1YPBx#かも街books #読書— チヒロ@かもめと街 ブログ (@kamometomachi) 2017年8月9日