2月から突如始めた企画〈あの人の好きな店〉、たくさんの方々に読んでいただけて嬉しかったです。ありがとうございます!
関連記事:キングオブコントで優勝したら貸切にしたいほど好きな店⁈ー〈あの人の好きな店〉vol.01 ザ・ギースさん(前編)
この企画は細々と続けようとは思っているのですが、一旦ひと段落したので、やってみて感じたことや工程をまとめておきます。
ほら、製作の裏側知るのっておもしろかったりするじゃないですか。
それにこんな風にやってみたら、自分も新しいことに挑戦できるかも?と誰かの参考になるかもしれないな、という願いも込めて。
他の理由としては、わたし自身がまとめておかないと、次回やる際に全て忘れ去ってしまう可能性が高いからです。(これが1番の理由かも)
ということで、もし企画に興味を持ってくださった方がいらしたら、ぜひ読み進めてください~。
〈あの人の好きな店〉をやろうと思った理由
まず、なぜこの企画をやろうと思ったかと言えば、この3つの理由から。
- 自分のできる範囲で、飲食店を応援したい
- 好きな人に好きな店を聞いてみたい
- 登場してくださる方の魅力を別の角度から届けたい
詳細は、以前こちらの記事に書いたとおり。
関連記事:新企画〈あの人の好きな店〉はじめます
実際にやってみてよかったこと
さて、ここからは実際にやってみた感想を振り返ります。だいたいこの3つかな。
- 思った以上に喜んでもらえた
- 思った以上にめちゃくちゃ大変だった
- 伝えたいことが届けられた…かもしれない
1. 思った以上に喜んでもらえた
想像以上の反響にびっくり!初回の公開時はTwitterの通知がすごかった…。ありがたい…!
【新企画スタート】
ついに!大好きなザ ・ギースさんにインタビューさせて頂きました!前半は高佐さんの好きな店をご紹介します。東中野の古民家リノベダイナーから原宿の穴場カフェまで。どの店も最高でした…!
@geesetakasa @geeseojeck拡散&感想お待ちしてます〜!https://t.co/EBwBv8wGtZ
— チヒロ / 街歩きエッセイスト (@kamometomachi) February 28, 2021
いつも読んでくださっている方はもちろん、登場してくださった方のファンの方々の感想がうれしい…。感想読んで泣きました。読んでくださって、感想を届けてくださってありがとうございます…!
「こういうのが読みたかった&見たかった!」という感想は、わたしが個人的に何年も思っていたことでした。どこかのメディアでやってくれないかな~と思いつつ。
誰もやらないなら、自分で作っちゃお!と誰に頼まれたわけでもないのに腹をくくりました。
ほんとはどこかのメディアでやるのが、拡散力としてはいちばんいいはず。でも、そのメディアが見当たらなかったんですよね。
それに、自分のサイトで書きたかった。他のサイトで書くと、そのサイトが閉鎖された場合、あとかたもなく消えるのがほとんどだと思うので……。
記事全体のクオリティはさておき、自分が作りたいものを自由に作るには、自分のサイトでやるのが正解かもしれないな。いろんな条件があるので、一概には言えませんが。他のサイトでやったほうがもっと面白くできたかもしれないし。
では、次はハードだったことについて。
2. 思った以上にめちゃくちゃ大変だった
「これって、ひとりで編集プロダクションやってる感じなのかな」と、やりながらふと思いました。(違うかも)
今回の記事のざっくり工程はこんな感じ。
- 企画
- オファー
- 日程調整・撮影場所リサーチ
- 当日の質問まとめ
- インタビュー対象者の情報チェック
- カメラマンと撮影イメージの打ち合わせ
- インタビュー&撮影
- 書き起こし(手動)
- 構成を考える
- 紹介された店へ実際に行ってみる
- 掲載写真の選定
- 下書き完成
- 各所への内容確認
- SNS用の告知テキストの作成
- 公開!
これが正しいやり方なのかどうかは分かりません。ただ、これまで他の媒体でもやってきたことを総合して、こんな感じかな?で進めました。
企画書も提出したような形式で良かったのかわからないけど、相手側が疑問や不安にならないよう、できる限り細部を詰めて。これで断られたら、それはそれで仕方ない。ダメでもともとだ、と。
あとはもう、やりたいです!!!の気持ちを込めるしか、個人でできることはないかも…。
記事を作る段階で、「紹介された店へ行ってみる」は、事前に考えてはいましたが、ほぼ全部教えてくれた店を回ろうとは思ってなかったな。
でも、話を聞くとふつうに行きたくなるし、実際に行った方が記事も書きやすいし深みが生まれそうだなと。公開後、紹介した店舗の方々にもとても喜んでいただけました。
ずらっと書き出してみると、工程の多さに自分でも呆然としちゃった……。次やるときに腰が重くなりそうな予感がしました…。
いろいろこだわらなければ、もっとスムーズにできたかもしれないのですが、やるからにはちゃんとやりたい!拙い部分は山ほどあれど、今できる理想の形を追求したいと思いまして。
ということで、大変だったことは、自分のキャパが狭すぎたことくらいですかね~。人を巻き込んで記事を作る大変さが学べて良かったし、世に出ている制作物すべての背景を推察するクセがついたかもしれない。
3. 伝えたいことが届けられた…かな…?
今回は店の紹介をしつつ、登場してくださった方のパーソナリティにも触れたかったんです。
ただ活動内容を羅列するのではなく、どんなところに惹かれているかとか。これはわたしの思いを込めた部分なので、記事全体が長くなろうとも語りたかった。
さらっと読みたい人にとっては個人の感想なので完全に蛇足だと思ってはいつつ、誰かには届けばいいな、と。
公開後、記事を読んでくれた友人から、「店へ行きたくなったし、この人の人間性も好きかも。」って連絡が来たんです。
もちろん、わたしのフィルターを通して見た姿なので一部分でしかないのですが、それでも伝わって良かったなと。
あとは、これは想定外のご褒美ですが、minanさんがこんな風にシェアしてくださったのも嬉しかったなぁ…。
とっても素敵な取材をしていただきました〜❕
好きなお店を話すの初な気が❣️
この記事嬉しくてぽかぽかになるので何度も読んじゃう❕♡♡ 特に最後の方〜 https://t.co/qpATBQmzxZ— minan @リリスク (@Minan1205) April 25, 2021
新しい挑戦は、いいこと
ふだんはひとりでフラッと見つけた素敵な店を語っているだけのサイトですが、今回は登場してくださった著名人の方を含めて、たくさんの方のご協力を経て記事が完成しました。マネージャーさんも皆さん優しくて、本当にありがたかったです…!
友人であるカメラマンのニシムラタクヤくんは、想像以上に素晴らしい写真を撮ってくれて。全部載せたいくらい良い写真だったんですよ…!言葉では説明しきれない感覚が近しい仲間と仕事できる楽しさを実感しました。
それに、vol.2のminanさんの撮影場所である「喫茶 うろひびこ」のアライヨウコさんとも繋げてくれて。その後、アライさんにも取材させていただき、新たな繋がりが生まれたことも嬉しかったな。うろひびこ、大好きです。
関連記事:【お知らせ】連載エッセイ〈あの本とカフェへ。〉第3回が公開されました!
取材中も何度か、「自分のサイトのために、みんな協力してくれてる……!これは現実…!?」と、嬉しさと申し訳なさでめまいがするほどでした。
この企画は、どんな風に読んでもらえるか不安で仕方なくて、公開日の当日も不安で公開ボタンを押す手が震えました、ほんとに。なぜ不安になるのかを紙に書きなぐったこともありました(笑)
今でも、どうしてやれたのかよく分かりません。
側から見れば、素敵な企画だな~楽しそう~!と思うのですが(自画自賛)、ひとりでやるって思った以上に大変なんだなと。自分のスキルの無さを改めて実感。わかってたけど。
記事でカウントすれば、たった3つの記事を書いて公開しただけのこと。でも、いつもと違った挑戦をして、視野も広がったし気づけなかったことに山ほど気づけました。
始める前も、始めてから公開するまでも、いつも自信がなくて、身近な人たちに背中を押してもらっていました。思えば、もう少しまわりの人に相談してもよかった気がします。
なぜなら、わたしの周りには、新しいことを始めたがり屋が多いから。
これを読んで、ちょっとだけ新しいこと始めてみようかな、と背中を押すことができれば、公開した甲斐があるかもな。
ご協力いただいた方々、読んでくださった方々、本当にありがとうございました!
まだまだ落ち込みたくなる状況がたくさんあるけれど、ちょっとでも楽しみを生み出せていたらわたしは幸せです。
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minanちゃんのファンの方や友人が、さっそく紹介した店へ遊びに行ってくれました。行ったよ報告、めちゃくちゃ嬉しいです!
アイドルが10年以上通う、表参道カフェの推しランチとは?〈あの人の好きな店〉vol.02 minanさん(lyrical school)