だれかの「好き」がよい循環をもたらす。
以前からそんな風に感じていて、この循環をもっと巡らせたら、もっと楽しく暮らせるかも、なんて想像しています。
大げさな話をしているように聞こえるかもしれないけれど、全然たいしたことじゃなくて。
誰かが熱を込めて話す「これが好きでね…!」を聞くと、いつまでも聞いていたくなるんですよね。
大好きなリリカルスクールというガールズヒップホップアイドルグループの歌で「hateじゃなくてまずLOVEためる、あげる、分ける」という歌詞があって。hateは放っておいて、ポジティブな感情のパワーを巡らすってすごく大事なことだと思ってて。
好きという感情から生まれる話は、話す方も聞く方もハッピーな気持ちになれるはず。
特にわたしは、街にある店が大好きで、「あの店、なんかいいんだよね~」なんて話を聞くと、うずうずしちゃいます。今までじっと黙って話を聞いてたのに、「行きたーい!どんな店なんですか!」って前のめりで質問責めにしちゃうような。
飲食店なら味にこだわる人もいれば、店主の佇まいに惹かれる人もいる。「好き」をうまく言語化できなくても、なんとなく好きだから、という理由だってもちろんアリ。
わたしが自分のサイトを今まで続けられている理由って、ただ自分の「好き」をもっと広めたいからにすぎないんですよね。記事を読んでくださった方が、実際に行って感想を教えてくれる度に幸せを感じます。
いま、飲食店を始めとする街の店が窮地に立たされています。もちろん店だけじゃなくて、いろんな職業の方が(自分も…!)ですけど。
なにか自分にできることはないかな、ひとりでお邪魔することくらいしかできないけれど、もう少し、自分以外の誰かの具体的な行動につながるような、すぐに行こうとは思えなくても、いつかの楽しみになれるような記事を届けられたらいいな、なんて考えたり。
といっても、あくまで自分のできそうな範囲で…と延々とひとり考えた結果。
誰かの「好き」を、もっと広める。
という、超シンプルな結論にたどり着きました。
端的に言えば、わたしが好きな人にお声がけし、その方の好きな店について話をお聞きして記事にまとめます。
その「好き」が巡り巡って、いつか実際に行ってもらえたら嬉しいし、きっとその人や店のことが好きな人が読んだら、まだ先が見えない日々のちょっとした希望のようなものが生まれるかもしれないなぁと。
実際、わたしがそうだったので。「あの人が行ってた店、行ってみよう!」って。
ということで、いつもはひとりで「孤独のグルメ」ごっこをしているような「かもめと街」ですが、ようやくインタビュー記事を始めようと思います。(もちろん、いろいろ気をつけつつ)
すでに企画は進めているので、自分のできる範囲でゆっくりと更新する予定です。
これをやったからって、どうなるってこともないんですけどね。インタビューも得意なわけじゃないし、まとめるのってめちゃくちゃ大変でいつも唸っているので。
でも、やる価値はきっとある。そんな風に思っています。
公開がいつになるか未定ですが、楽しみにしていただけたら嬉しいです!
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