ただ、自分の好きなものを発信できる場所がほしかった。
その「好きなこと」に対する思いを仕事に変えたかった。
最初はそれだけの理由でした。
ブログを始めて5ヶ月目。
あらためてブログを始めた理由を考えてみると、とにかく自己表現したかったんだなと気づきました。
わたしがブログを始めた理由
ブログを始めた理由は3つあります。
1. 趣味を共有できる場所がほしかった
2. 自分の経験を誰かに伝えたかった
3. 好きなもの・ひと・街を応援したかった
ひとつずつ説明します。
1. 趣味を共有できる場所がほしかった
子どものときから今までほとんど、趣味が合う人がいなかったんです。
子どものときに好きだったアイドルも、王道より脇で光ってるタイプの人が好きでした。
ときには、王道が好きなはずなのに、まわりに共感してくれる人はゼロ。
好きだった音楽も「一部では超人気!」って人ばかり。
つまり、サブカル女子だったんです。
「別に好きなもの理解してもらえなくていい」とは思ったことがなくて、むしろ一緒に楽しめる友人がほしかった。
でも、いくら探してもいなかった。
ライブもお芝居も映画もひとりで行ってました。いや、今もひとりで行ってます。
おかげさまで、ひとりスキルは高いです。
で、好きなものへ対する愛が溢れまくる日々をずっと過ごしてたんです。
SNSは友人との繋がりが多いので、なんとなく遠慮して出せなかった。
興味のない情報をしょっちゅう更新してるのってうざったいかなと思って。
素晴らしい作品や人に出会うたび、
「ぜんぶ記憶しておいて、いつでも思い出せるようにしておきたい」
「あー、誰かにこの感想伝えたい!共有したい!!」ってモヤモヤ。
ブログを始めたころ、映画「かもめ食堂」を見返して感想書いたんです。
今見ると目も当てられないけれど、書いてみたらすごく楽しかった。忘れたくないことの記憶が、より強化されました。
書いてアウトプットすることのおもしろさを知りました。
2. 自分の経験を誰かに伝えたかった
わたしがブログを始めたきっかけのひとつは、関節リウマチになったこと。
2016年の2月からしばらくの間、起き上がれない日々が続きました。
毎朝、からだのあちこちの腫れた関節をさすって、痛みをどうにか我慢して、立ち上がるまで1時間。
そのまま1日寝ている日もざらでした。
心が壊れてたとき、どうにか痛みから解放されたくて、同じ病気のひとのブログを読みあさりました。
からだがつらくても、なんとか前向きに生きてるひとがたくさんいて、とても励まされました。
本もたくさん読んで気づいたのは、
「真面目すぎて無理すると病気になりやすい」、「自分よりも他人軸で生きてるひとが倒れやすい」こと。
ここ数年、自分も含めて仲の良い友人や職場のひとも、病気になってしまったひとが何人もいました。
そういう人に向けて、こんな記事も書きました。
>>ストレスを減らすためにわたしがやった108の方法
その後友人から「あの記事参考にしてますよ!」って、言われたときのうれしさ、きっと忘れません。
メンタル面では復活した今だからこそ、
自分の体験談を伝えることで、
無理して倒れかけてるどこかの誰かの支えになりたい。
顔の知らない誰かのブログに助けられた経験があるからこそ、わたしの体験を発信する意義ってあるなと。
「1日10人しか読まれなかった」と思うより、「10人にも読まれた!ブログすごい!」って思うの大切。
ふだんの生活で、10人を相手に話すことってあんまり無いはず。
ブログではそれができるんです。
顔の知らない誰かの日常に、光をともせるかもしれない。
わたしの原動力はここ。
— チヒロ@かもめと街 ブログ (@kamometomachi) 2017年9月9日
自分のつらい経験を吐き出しているブログを見ると、本当にすごいな、って思います。思い出して書くのってけっこうつらい。
それでも伝えたいんですもんね。
わたしも見習って少しずつ書いていきます。
3. 好きなもの・ひと・街・店を応援したい
1で挙げた「趣味を共有したい」と近い話ですが、ほんとうに良いと思ったもの、素敵なひとや街・お店など、自分の目線で見て感じたことをシェアしたいんです。
それは、シェアすることで応援できるから。
そこに行ったり、その商品を買ったりすることで、作り手を応援できますよね。
情報量が多すぎて埋もれてしまってるものたちを救いたいです。
大きな声だけが正解じゃない、というか、
むしろ小さな声の方が正解なんじゃないかなと思ったりもしてます。
そのひと自身の「好き」がつまった情報こそ、信頼できる。
以前「ときどきナガノ2017」に選ばれました!初心者ブロガーが採用された理由。」
でも書きましたが、わたしは長野県が大好きなんです。
そこで、誰にも頼まれてもないのに「まつもとマップ」を作って1000部配布しました。
当時の身近な友人に渡しても反応ほぼゼロ、、、、、
「何やってるんだろうアイツ」状態でした。(かなしい)
でも、作った4年後の今年、反応がありました!!
これのおかげで、長野県庁さんの「ときどきナガノ」に選んでいただけたんです。
応募書類に書けるような実績はないけど、
長野のことが好きな気持ちは負けない…!
と思って、手描きマップを添付しました。
ブロガーとしての実績はヒヨッコだけど、熱意が伝わったようです。
「長野県に来てくれる人をもっと増やしたいから」って、仰っていただけてとても嬉しかったです。
理由がきちんと説明できないけど好きなものって、人のこころを動かすと実感できました。
「ブログを始めた理由」って記事をずっと書こうと思って、あっという間に5が月経ってしまいました。
最初は(今でも)定まってない感じですけど、
書きたいことだけを自分の言葉で書いていくのが一番だなって実感しています。
そういうスタンスでいることが、
ブログを続けていく、たった一つの方法かなって今は思ってます。
関連記事>>「かもめと街」管理人チヒロのプロフィール
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