湖畔を望む、美しいカーブの建物。
チャシバクドーナツのご夫婦に聞いた、洞爺湖のおすすめスポットをめぐる中で立ち寄りたいカフェがあった。
関連記事:泊まれるドーナツ屋〈チャシバクINN〉で過ごす、湖畔のモーニング
旅好きの女性がひとりで営む〈cafe cohum(カフェ コハム)〉は、この地で9年を迎えるカフェ。
もともとドライバーが休憩するためのドライブインだったという店構えは、曲線を描くブルーのカウンターがクラシックな雰囲気を醸し出している。
昨年見た舞台や、ポートランドで見かけたクラシカルなカフェの影響で、アメリカのクラシカルなドライブインに対する妙な憧れから、「ここは行かねば」と思ったのだった。
中へ入ると、窓の外からは洞爺湖が眺められる。ドイツから来たというカップルが、気の赴くままに静かな時間を過ごしていた。
ドライブインの面影を残したまま、その上には旅好きの店主が世界各国で見つけた、個性の光る雑貨が飾られている。
「ここをオープンする前、札幌で雑貨屋をやってたのもあって、そこから引き継いだものもあるんですよ」
カウンター越しに見える棚に目をやると、ぽってりと艶っぽいティーカップセットやポット。
「これは旅先で見つけたもの、これはネットで探したんですよ。」
好きなものがぎゅっと詰まった空間は、日本をはじめアジアからヨーロッパまで、いろんな国のテイストが混じり合っているのに、どこか統一感があって居心地がいい。
「海外からのお客さんの話を聞くと、次はそこに行きたくなっちゃうんですよね」
いつかまた行く日には、きっとお店の様子も変わっているのだろう。
「好き」は更新されていくものだから。
洞爺のランチおすすめ〈cafe cohum(カフェ コハム)〉店舗外観
洞爺の観光で立ち寄りたいカフェが、こちらの〈cafe cohum(カフェ コハム)〉。洞爺湖畔にある浮見堂公園の向かい側にあります。
かわいい店名の由来は、「洞爺湖畔で地元食材をアムアムする」という意味が込められた造語なんだそう。アムアムって響き、なんだか良いですね。
昔はドライブインとして使われていたという建物に歴史を感じます。
洞爺湖のカフェ〈cafe cohum(カフェ コハム)〉で地元の食材を使ったおすすめランチを。店内
〈カフェ コハム〉は土足厳禁。靴を脱いで中へ入るようになっています。おうちにいるようなくつろぎ感がありますね。ブラザーの古いミシンや、レトロな雑貨が所狭しと並んでいます。
店内はどこに座っても特等席!緑と湖をじっくり眺められる空間が心地いい。
パステルグリーンのカウンターが爽やかでレトロ。
昔のドライブインとして使われていた時はどんなお店だったのか、気になりますね。至るところにおいてある雑貨に気を取られて、聞きそびれました。
SPONSORED LINK
洞爺の観光で寄りたいカフェ〈cafe cohum(カフェ コハム)〉メニュー
〈カフェ コハム〉のこだわりは、地元食材を使うというところ。本日のランチを注文したところ、北海道産の鶏肉ソテーのプレートが出てきました。
和風のタレがきいた鶏肉は、ふわふわと柔らかな食感がやみつきに。野菜のグリルやスープも美味しかったです!撮るの忘れましたが、ドリンクはハーブソーダを。これも爽やかな味わいで、夏にぴったり。
東京近郊で言ったら、湘南とか葉山とかにありそうな佇まいのお洒落なカフェ。女性おひとりでやられているそうで、オーダーが重なってしまうとちょっと待つかも。
でも、その待ち時間があるからこそ、お店の隅々まで気になるものを眺められたりして。
旅好きだというオーナーさん、これからも世界中から好きなものを集めていくんだろうな。そう思うと、またいつか来た時のお店の様子が楽しみでもあります。
洞爺のランチおすすめ〈cafe cohum(カフェ コハム)〉店舗情報
関連記事:洞爺湖で週2日のみ営業する石窯パンの店〈ラムヤート〉へ
暮らしになじむ、〈ラムヤート〉の滋味深いハードパンを片手に、北海道の旅を。