午前中、ひとりで静かに過ごしたい日だってある。
カフェのオープンは、たいていランチタイムの11時30分。喫茶店でモーニングしたい気分ではない。チェーン店ではなく、落ち着いた空間でひとり読書したい。
そんな曇り空の日。目的のない散歩ができないわたしは、行く先を考えあぐねて部屋へ閉じこもる。
「コーヒーじゃない気分のときに、行ける店が少ない…」
そう思っているのは、きっとあなたも同じなのではないだろうか。
そんな日に訪れたいのが、〈茶室 小雨〉。うん、素敵な名前。
〈from afar 倉庫01〉〈菓子屋シノノメ〉系列の新しいカフェは、午前中のお茶時間を楽しませてくれる店。
朝早く起きて、かるい朝食を済ませて、ほんの少しの気分転換に。午前中のリラックスしたひとときは、一日のリズムを整えてくれるはず。
本日オープンしたばかりの「茶室 小雨」へ。
2020.11月追記
リニューアルオープンした「茶室小雨」はこちらから→「茶室小雨」
蔵前でスイーツを楽しむなら。〈茶室 小雨〉でとろけるバスクチーズケーキとこだわりのお茶を。店舗外観
蔵前散歩で、おすすめしたい店がまた増えました。2019年7月18日、本日オープンのカフェ〈茶室 小雨〉です。
場所は、前に〈菓子屋シノノメ〉があった、小さな路地にひっそりと小さな看板が。詳しい場所は、記事最後の店舗情報で確認を。Googleマップでまだ登録がなかったので、住所でリンク貼ってます。
この看板、素敵すぎませんか…!一枚板の、美しい木目を全面に使った看板。わたしはこんなに美しい看板に出会ったことがありません。
蔵前散策で寄りたいカフェ。〈茶室 小雨〉の店内
平日木曜日の開店10分前に行ったところ、すでに5人ほど並んでいました。今日がオープン日ということもありますが、やっぱり狙い目は平日の朝かもしれません。土曜日はもっと並びそう。
店内は、2人掛けのテーブル席が4つほど。3人掛けのテーブル席が2つと、〈菓子屋シノノメ〉に比べるとこじんまりした印象。それがまた落ち着く空間になっています。
〈菓子屋シノノメ〉同様、インテリアも素敵なんですよね。こんな花器、どこで見つけたんだろう?とか、いつも気になるポイントがたくさん。音楽も最小限で、ゆったりと時間が過ぎるのを感じることができますよ。
ちなみに、写真撮影はOKですが、立ち上がってお客さんの迷惑になるような行為はNGなので、お気をつけて…!お茶とお菓子を楽しむ場所、というのを大切にしましょうね。
蔵前散歩でおすすめ。菓子屋シノノメの焼き菓子も食べられる〈茶室 小雨〉メニュー
〈茶室 小雨〉は、お茶のお店。12種類のバリエーション豊かなお茶は、目移りしてしまうほどどれも美味しそうなんです。紅茶、ハーブティー、緑茶、玄米茶、ミルクティーと気分で選べるお茶の数々。
「水鳥」なんて緑茶の名前、今にも物語が始まりそうで素敵です。
今日は、「マサラチャイ」と「バスクチーズケーキ」を。
「バスクチーズケーキ」、口に入れた瞬間、とろっととろける食感がたまりません…なにこれ…!生クリームも軽やかな口あたりでおいしい。「マサラチャイ」も香り高く、この組み合わせは大正解でした。
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こちらのお茶は「フェズ」。スペアミントでスッと爽やかな飲み心地。すき。
〈菓子屋シノノメ〉のスコーンが〈茶室 小雨〉でもいただけますよ。しっとりしたスコーンに、岩塩を添えた生クリームを。オプションで、鉄観音ミルクジャムとブルーベリージャムがつけられます。
この、鉄観音ジャム最高!ミルクのまろやかな甘さと、お茶の香り高さがベストマッチ。「残ったジャムだけをいただいても美味しいですよ!」と、店主のお姉さんがお話ししてくれたので、余ったジャムは遠慮なく食べましょう。
そういえば、ここの店主さんは〈from afar 倉庫01〉で働いていた、すらっとした女性。今日着てらした、白のふんわりしたエプロンが素敵で、思わず「どこのですか?」って聞いちゃいました。
「これ、実は知り合いのおばあちゃんが作ってくれたんです。」
大切にしていたエプロンを、この店のオープンに合わせて着てきたとのこと。そんな裏話に心が温かくなった、曇り空の午前中でした。
蔵前〈茶室 小雨〉店舗情報
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蔵前で、美しいシュークリームに出会う。〈菓子屋シノノメ〉喫茶室オープン。