亀戸天神へ行く人のうち80%は船橋屋でくずもち買って帰りますよね、おそらく。
その船橋屋本店では、亀戸天神の藤をモチーフにした「藤のおしるこ」なるものがいただけます。
いつも喫茶は並んでいるイメージだったので諦めていたのですが、メニューで見た紫色のおしるこに惹かれて、並んでみました。
麗しいビジュアル、上品な甘さの冷たいおしるこ、もっちもちの白玉。
BGMのない静かな店内で、店先の藤棚を眺める昼下がり。
喫茶店でひといき入れるのもいいけど、甘味処で休むのも、なかなかいいな。
暑くなってきたし、そろそろ白玉クリームあんみつ巡りも再開しようかな、なんて思いました。
亀戸天神すぐ近く。〈船橋屋 本店〉限定の「藤のおしるこ」を。店舗外観
真っ白な暖簾がはためく、船橋屋本店。風情のある建物は、戦後に建てられたものだそう。
入口では店内お召し上がりの列とお土産の列がそれぞれできていました。お土産はわりとすぐ買えるものの、喫茶の利用は結構待ちそうだなと諦めていたのですが、意外と回転が早そうだったので並んでみました。
平日のお昼すぎで、10人弱くらい並んでいたものの、15分くらいで入れた!店先の藤棚がきれいで、メニューに悩んでいるとあっという間です。
亀戸天神すぐ近く。〈船橋屋 本店〉限定の「藤のおしるこ」を。店内
イートインは前会計。店員さんに「お土産はいかがですか?」と聞かれ、「商売上手〜!」と心の中で拍手を送りました。買って帰らなきゃって気分になった。
席は間隔を開けて間引いているようで、広々。ちょうど窓際が空いていたのですが、この席すごくいい…!
藤棚がきれいに見える。(と同時に、並んでいる人の顔も見えるので、早く食べねば、という気持ちにもなる)
中庭もあって、後から来たマダムがそちらへ案内されていきました。中庭…いいな…!
亀戸天神すぐ近く。〈船橋屋 本店〉限定の「藤のおしるこ」を。メニュー
船橋屋といえば、くずもち。浅草出身のわたしは、母がよく買ってきていたのを覚えています。
くず餅って、発酵食品なんですね。あのモチモチっとした食感は乳酸菌由来なのか。「飲むくず餅 乳酸菌」が気になりました。ピルクルみたいなドリンクなのかな?
でもまあ、今回は「藤のおしるこ」で。お値段は1,200円(税込)で、おしることくずもちがセットでいただけます。
お土産用のくず餅には〈名所江戸百景〉で亀戸天神が描かれたパッケージも。
家族へのお土産は、白玉あんみつにしました。もちろん、わたしが食べたかったからです。
ということで、「藤のおしるこ」が登場。
「藤のおしるこ」は冷たいおしるこ。あんこが苦手だったわたしが自らおしるこを注文する日が来るとは…。
艶やかな紫色と緑茶のコントラストにも惹かれました。上品な甘さのおしるこ、たまらない…。それに、船橋屋の白玉、想像以上にモッチモチで弾力があって美味しい!これは、くせになる食感。
くず餅とセットなので、なかなかのボリュームです。お口直しに紫蘇の実の塩漬けがあってよかった…!
散歩の休憩に行くのはカフェばかりだったけど、ここ数年、甘味処の良さを実感しています。
とうことで、お土産の白玉あんみつ。
船橋屋ならではの、くず餅つきあんみつ!なんだか、あんみつの持ち帰りってカップにギュッと収まっているのがかわいくないですか?
亀戸天神へ行く際は、船橋屋もセットでぜひ〜!
亀戸天神すぐ近く。〈船橋屋 本店〉限定の「藤のおしるこ」を。店舗情報
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ほぼほぼ満開だった藤棚。今年は見納めなので、また来年に。