心の中の煉獄さんが「うまい!うまい!」と叫んでいる。
今さらハマった鬼滅の刃無限列車編に出てくる名ゼリフを毎日マネし続けていたらそこそこ上達してしまい、外にいても「うまい!」と叫びそうになった。あぶない。
日本でスパイスを広めたと言っても過言ではないほど、カレー好きでは知らない人はいないほどの有名店〈スパイスカフェ〉が、押上に続く2号店を日本橋兜町にオープンさせた。
墨田区の店が兜町へ進出するの、なんだか嬉しい心持ちがするのはわたしだけではないはず。
素材の味わいを引き出すかのようなスパイス使い。
食材をじっくり味わうということは、その先の命について思いを馳せることと等しい。そんな気持ちにさせてくれたランチに、感謝の念が自然と心の奥から湧き上がってくる。
ひとつひとつの味に溺れたくて、食べ終わりたくない。
スパイスが苦手だという人にこそ食べてほしい。
新しくて、どこか懐かしく感じる味わいのスリランカプレート。
日本橋兜町のおすすめランチ〈HOPPERS by SPICE CAFE ホッパーズ バイ スパイスカフェ〉店舗外観
日本橋兜町ランチ第2弾!前回ご紹介した〈ナグ〉と同じ〈KABUTO ONE カブトワン〉にオープンしたのがこちらの店。
外から見ると、ギャラリーかバーのような佇まい。看板がなければ気づきませんでした…!
日本橋兜町のおすすめランチ〈HOPPERS by SPICE CAFE〉店内
店内はグレーを基調としたシックな印象。20席ほどの小さなスペースで、テーブル席とカウンターがあります。
入口の扉を開けると、すぐ目の前にラウンド型のカウンターが。ひとりでサクッと食べるのにちょうど良さそうなスペース。
日本橋兜町のおすすめランチ〈HOPPERS by SPICE CAFE〉ランチメニュー
ランチは「ライスアンドカリー・スリランカ定食」のみ。カレーに加え、9種類のデリがセットになったプレートです。
本日のカレーが3種類から選べました。わたしが頂いた日はこんな感じのメニュー!
カレーを2種類にすることも追加料金で可能なので、なかなか行けない方はぜひ追加を。
見てうっとり、食べて感激。
まず、うつわが素晴らしい!民藝品のような手の温もりが感じられる質感でありつつ、フラットでスタイリッシュなプレート。
カレーが入った小鉢は、まるで仏具の鐘のような佇まい。うつわのセンスがとても好き。次行った時は作家さんの名前を聞いてみよう。
余談ですが、仏具で使う鐘(ほんとは鈴と書いて「リン」と読むようです)をスパイスを擂り潰す用に使ってる専門店もあるというのをカンブリア宮殿で見てびっくりしたことを思い出しました。
肝心の味は、専門的なことが全然わからないのでうまく語れませんが、ひとくち食べただけでうっとりする美味しさ。
スパイスの味があまり覚えられず、どれがどうスパイスを使っているのかわからないのですがざっくり並べてみると……
看板のメニューに書かれていた副菜はこちら。
ケールのマッルン、ビーツココナッツ、アルテルダーラ、ナスのモージュ、パリップ(レンズ豆の煮物)、バターナッツココナッツ、ポルサンボル、パパダン(豆のせんべい)、アチャール(ピクルス)、丸干しいわし。
そしてブリ×ココナッツベースのカレーをチョイス。ちなみにごはんのおかわり自由です。
どれもひとつひとつの主張が強くないのに、強烈な記憶に残る味わい。スパイス、と聞いて想像する料理よりも、なんだか和食のような優しさを感じるのは何故でしょうか。
兜町グルメ、いい場所たくさん増えましたね。
日本橋兜町のおすすめランチ〈HOPPERS by SPICE CAFE ホッパーズ バイ スパイスカフェ〉店舗情報
〈KABUTO ONE〉のカフェ〈ナグ〉へ。