思わず「ただいま」と言いたくなるカフェがある。
たまにしか行けないけれど、勝手に恋い焦がれる空間、ブックカフェ「コトバヤ」。
めったに雪が積もらないという上田の街に、ぱらぱらと雪が散る冬の日。
初めて訪れたのは去年の今ごろ。長野県庁のリモートワーク推進企画「ときどきナガノ」で、上田の街を歩いた。
友人に勧められて来たんです、というと、店主のタカハシさんがとても温かく迎えてくれたのを今でも覚えている。
あの時のわたしは、いろいろと心が切羽詰まっていて、どんより疲れていた。これからどうしよう、これからどうなるんだろう、と頭で考えすぎていた時期。
ぶるぶると震えそうな寒さの中、古民家を改装したという店の扉を開けた瞬間「ここだ」と思った。
旅先では行きたい場所へ全部回りたがるわたしに、迫り来る高速バスの出発時刻。
けれどほんの少しの間、あの場所で静かにぼんやりと過ごしただけで、心がほっとした。
穏やかな気持ちになれたのは、きっと店主タカハシさんの好きなものがたくさん詰まった空間だったから。
うまく言えないけれど、愛が詰まった空間は人を幸せな気持ちにする。
今日は信州・上田のブックカフェ「コトバヤ」へ。
上田の観光おすすめ。ブックカフェ「コトバヤ」店舗外観
上田へ観光へ来たのなら、もう絶対行ってほしい。上田城へ行ったことはないのに、上田に来たら必ず寄る店になりつつあります。
この佇まい!古民家を改装したという「コトバヤ」さんは、上田駅から徒歩15分ちょっと。
以前行ったのは1年前だというのに、覚えててくださっててとても嬉しかったです。あの時に「ブログで紹介させてください!」なんて話したのに、うまく紹介できず、1年も寝かせてしまいましたが。
長野・上田の観光おすすめ。ブックカフェ「コトバヤ」店内
「コトバヤ」さんは様々な種類の古本が並ぶブックカフェ。いつも絵本の多さに圧倒されます。なつかしい絵本から、海外の絵本までたくさん。
メンコとか、懐かしい玩具もたくさん。どうやって遊ぶんだっけ・・・?
石油ストーブのおかげか、お店の中はホカホカで心地いい。
いつも、この空間に圧倒されてしまい、ぼーっとしてたら急いで帰らなきゃ行けない時間になることが多いです笑
お茶からお酒まで、ゆったり過ごせるメニューが揃っています。古いレジも可愛いんだ。
タカハシさんが大好きだというヨーグルッペ。さらっとした乳飲料でさわやかな飲み心地。一度聞いたら忘れられないネーミングと、このアルプスの少女ハイジのような女の子のリアルなイラストが印象的です。お土産にもぜひ。
あと忘れちゃいけないのが、店主タカハシさんが趣味で始めたという「消しゴムはんこ」の腕前がすごいんですよ・・・!近くにある映画館「上田映劇」に行くと、上映作品のはんこが押せるスタンプラリーも行なっているそうです。
1年前に初めて拝見したときに、そのクオリティの高さに驚きましたが、1年経ってさらにハンコ作品が増えていて、もうトキメキが止まりませんでした。
ハンコ作品は「上田映劇/Facebookページ」でご覧くださいね。
隅々まで、店主さんの愛が詰まった「コトバヤ」さん。
次こそ、ここで一日中のんびりと過ごしたいです。観光帰りに読む本を探すのにもおすすめ。ぜひ、どうぞ。
上田の観光おすすめ。ブックカフェ「コトバヤ」店舗情報
上田から足をのばして、別所温泉の絶品パン屋さんへ!
知られざる街の魅力をお届けします
「コトバヤ」#かもめと街の上田さんぽ
古民家を改装したブックカフェ。
世界の絵本から独特のZINEや雑貨まで。店主さんが面白くて好き!趣味で始めたという消しゴムはんこのクオリティがすごい!映画の一コマを表現した作品は上田の映画館でスタンプラリーにもなるほど。https://t.co/M0FpEQRJBN pic.twitter.com/LRgrBvu3cM
— チヒロ@街歩きエッセイスト (@kamometomachi) February 11, 2019