台湾のお菓子といえば、パイナップルケーキ。まず第一に思い浮かべる方も多い、定番のお菓子ですね。
でも実は、まだ日本ではあまり知られていない、でもきっと日本人が好きであろう台湾のお菓子があるんです…!
9月27日(金)にオープンしたばかりの〈誠品生活日本橋〉。〈誠品書店〉のラインナップや雑貨、日用品・食まで、台湾カルチャーを楽しめる施設です。
〈誠品生活日本橋〉で、台湾の伝統菓子に出会える店が〈郭元益(グォユェンイー)〉。台湾で知らない人はいないという、創業153年の老舗伝統菓子ブランドです。現在、日本の店舗はここのみ。
「台湾のお土産といえば、パイナップルケーキ」という方、〈郭元益〉が自信を持ってお届けする、台湾式らくがんにもご注目を!
今回、〈郭元益〉さんからピーナッツらくがんを作るイベントへお誘いいただいたので、その様子をレポートします~!
〈郭元益(グォユェンイー)〉とは
〈郭元益(グォユェンイー)〉は、1867年に台北・士林(シーリン)で、看板のない小さなお菓子屋としてスタート。世代を超えて菓子作りの技術を伝え、ひとつずつ丁寧に伝統のお菓子を作っています。
現在では台湾各地に店舗を展開し、初の海外出店で選ばれたのが、〈COREDO室町テラス・誠品生活日本橋〉でした。
台湾では日常からお祝い事でのお菓子の需要まで、幅広く知られている老舗菓子ブランド。歴史ある台湾の伝統菓子の味わいを守りつつ、タピオカティー味のヌガーを入れたらくがんなど、現代風なアレンジにも意欲的なラインナップで、幅広い層から支持を集めています。
新進気鋭のデザイナーともコラボレーションし、モダンなデザインのパッケージにも注目したい点ですね。
台湾式らくがんとは
台湾のお菓子というと、パイナップルケーキが人気ですが、実は台湾式らくがんもサブレを和風にしたような素朴で、日本人好みの味わい。台湾茶のみならず、日本茶にも相性が良いおやつなんです。
台湾式らくがんは、「糕(ガオ)」と呼ばれる、伝統的なお菓子のひとつだそう。
日本のらくがんというと、お砂糖の甘さを味わうお菓子ですが、台湾式らくがんは、バターが入った濃厚な味わいで、しっとりとした食感とやさしい甘さを楽しめます。自然な素材の味わいをしっかり味わえるのが特徴です。
6月に行われた内覧会で、こちらのピーナッツらくがんを試食したところ、ふだんあまり素朴なおやつを食べないわたしも、一発で恋に落ちました…。
焼き菓子などの洋菓子の持つ華やかさはないけれど、こんなに体に沁み入るやさしいおやつがあるなんて…!「お菓子を食べてる」という罪悪感のないおやつって素晴らしい…お茶と合わせると、口の中でシュワーっと溶けていくのもたまりません…!
ピーナッツらくがんは、20個で¥2,450。「20個は多いと思われるけど、ひとつ食べ出したらすぐなくなるほど美味しいですよ」と担当者の方が話すとおり、一瞬で食べ終わりそう。口の中に永遠にいてほしい…!
〈郭元益〉のピーナッツらくがんを作ってみよう!イベントレポート
そんな台湾式らくがんを作ることができるワークショップへお邪魔しました!
9月29日(日)に誠品生活日本橋内のFORUMで開催された、ピーナッツらくがん作りのイベントの様子をお届けします。
オープンしたばかりの施設ということもあり、TVで見て来られた方や、〈郭元益〉のお菓子をお土産でもらってから気になっていたという方も。お子さまからご年配の方まで、幅広いお客さまが集まりました。
「日本では台湾のお菓子というと、パイナップルケーキが主流ですが、ピーナッツらくがんの魅力をもっと知ってほしい!」と話す〈郭元益 日本橋店〉の劉(リュウ)さん。熱のこもったトークで、〈郭元益〉のお菓子の特長を語ります。
添加物はほとんど使っていない、自然の味を大切にしているため、どのラインナップを食べてもやさしい味わいなんです。
劉さん「落花生のらくがんは『長生糕(ちょうせいがお)』といって、長生きできると信じられてきた縁起もの。お祝いの贈り物にもぴったりのお菓子です」
ワークショップでは、台湾から〈郭元益〉の職人さんが登場し、参加者のみなさんのサポートをされていました。
まずは、お手本となる職人さんのピーナッツらくがん作りをご紹介します。
今回用意された材料は、ピーナッツパウダーと粉砂糖、ごま油などをブレンドしたパウダー状のもの。
商品用のピーナッツらくがんでは、ピーナッツバターなども入っているとのこと。今回は体験しやすいようにと、ワークショップ用の材料を使用しています。
ピーナッツらくがん作りに必要な、2層に分かれた木型。
この木型にヘラでパウダーをのせていきます。
型に均一に乗るように、たっぷりのせては手でならします。
型に均一にのせられたら、ヘラで不要な部分をこそげとります。
上から手で圧力をかけて、型に入ったさらさらのパウダーを固形に固める作業。
ここがピーナッツらくがんづくりの第1ポイント!手の圧力(押し具合)で食感がかわるので、強すぎず弱すぎずが大事なのだそう。弱いと形にならず、型を外した瞬間にほろほろと崩れてしまいます。逆に、強すぎると固くなって食感がよくないそう。
余分なパウダーを落として。
らくがんづくり、第2の大切なポイント!型をテーブルにがんっと力を入れて叩きつけます。
こうすることで、型の中でらくがんがきちんとまとまるように。
2層になっている下の型から外すと、うつくしいピーナッツの形になっています。
上の型から外す瞬間も気が抜けません。きちんと圧力がかかっていないとホロホロに崩れてしまうことも。
体験したお客さまの中では、この瞬間にすべて崩れてなくなってしまった方も…!簡単なようで、塩梅がとても難しい作業なんですね。
さすが職人さん!きれいな形のピーナッツらくがんが誕生しました!
と、ここまでピーナッツらくがんができる工程を見て、お客さま同士で「簡単そうだけど、意外と形作るのが難しそう…」と話し声が聞こえました。
「お菓子づくりは楽しむことが大切。できるかできないかは関係ないんです。」と、劉さん。そんな風に言ってもらえると、挑戦するハードルが下がりますよね。
さっそく集まったお客さまにも体験してもらうことに。
おひとりで来られた方や、ご家族でいらした方が挑戦し、うまく形ができたら自然と拍手が起こり、失敗しても皆で優しく見守るようなワークショップの雰囲気。みなさん初対面のはずなのに、不思議と会場には一体感が生まれていました。
以前台湾へ行ったとき、台湾の方々の温かさに感激したのですが、このワークショップの雰囲気も、「あれ…?ここは台湾かな?」と思うほどアットホーム。終始なごやかなムードで、参加者の皆さんが楽しそうにしていたのが印象的でした。わたしもついつい、参加された方々とお話が弾んだほど。
そんな参加者の皆さんをサポートしてくれた、台湾の職人さんやスタッフの方々。
〈郭元益〉のことが、もっと好きになってしまう素敵なイベントでした!
モダンなパッケージも可愛い!〈郭元益(グォユェンイー)〉の台湾お菓子
そんな〈郭元益〉が自信を持っておすすめする、ギフトにもぴったりのアイテムが「郭元益 150周年記念ギフトセット(¥4,600)」。
〈郭元益〉の新作らくがんから、定番で人気のらくがんを一度に楽しめる商品です。
新作らくがんは、豆 3:お茶 7の割合で作られた「小豆&抹茶」と「ピーナッツ&紅茶」の2層になったカラフルな一品。定番らくがんは、「ピーナッツらくがん」「なめらからくがん -ごま」「家伝らくがん」を。ちょっと珍しい、キャラメルのような食感のヌガーが入ったヌガー詰めらくがんは「タピオカティー」「チョコレート」をチョイス。
これを食べ終わる頃にはきっと、〈郭元益〉のらくがんに魅了されるはず。ひとりでのんびりお茶の時間を過ごすのも。友達とお茶会を開くのもいいな、なんて楽しい計画を立てたくなりますよ。
〈郭元益〉のお菓子を通じて、台湾の食文化を日本に広めたいと話す劉さん。今はまだ知る人ぞ知る存在の台湾式らくがん。ぜひ本場の台湾のお菓子のトリコになってみてはいかがでしょうか。
実は、Amazonでも取り扱いを開始したとのこと。「日本橋は遠い!」という方は、ぜひチェックしてくださいね。今だけ配送料500円キャンペーンを行なっているのでお得ですよ~!
11・12月にもワークショップを開催予定!
台湾の伝統的なお菓子の味を守りつつ、現代風のアレンジにも意欲的な〈郭元益〉。今回のレポートを読んでくださった方は、きっと〈郭元益〉のイベントへ参加してみたくなったはず…!
次回のワークショップは、11・12月の予定のこと。詳細は〈郭元益〉の公式SNSをチェックしてくださいね!
〈郭元益 日本橋店〉公式SNS
Instagram:@kuoyuanye.nihonbashi
Facebook:郭元益 日本橋店
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