バス停のベンチで、ランドセルを下ろした男子が算数の問題を解いていた。
なぜ、こんなところで。
ちなみになんで算数だと分かったかというと、ベンチをテーブルに見立て、ノートを堂々と広げてしゃがんでいたから。あたかもちゃぶ台で勉強していますよ的な感じがなんだか可笑しい。あ、いまの子どもはちゃぶ台なんて知らないか。
筆算が見えて、今のわたしよりもきっとこの子の方が解くの早そうだな、と鼓動が早くなった。スマホでの計算に慣れた今、引き算の繰り下がりすら怪しい。
そんなことより、ねえなんでこんなところで勉強してるの?公文の宿題やり忘れた?と聞きたくて仕方ない。
でも、でも。全国の不審者情報に載せられてしまいそうな危険をはらんでいる。「30代女性。声かけ。『なんでこんなところで宿題やってるの?』と話しかけてきた。」ってYahoo!ニュースの地域欄に載ってしまう。それだけは避けたい。
下町の子どもたちは、なんだかんだ素朴でかわいい子が多い気がする。
そっと通り過ぎて、近くのアジア料理店へ向かった。
浅草のランチが美味しい店。西浅草〈リトルアジア〉店舗外観
浅草でおいしいアジア料理の店を発見しました!合羽橋道具街や台東区中央図書館の近くでランチできるところを探していたら、Googleのレビューが高い店を発見。
他人の口コミは気にしない、見ない、をモットーにしつつも、ちょっと勇気でない時は読んじゃいますよね。
店へ入る前に、すぐ近くにあるレトロなタイルにも注目を。
そんなわけで、西浅草〈リトルアジア〉へ行ってきました。
店内はカウンターが10席ほど。奥にテーブル席が2つくらいだったような。
浅草のランチが美味しい店。西浅草〈リトルアジア〉メニュー
〈リトルアジア〉のメニューはこんな感じ。どれも惹かれる…!
〈旨辛海老ラーメン〉というネーミングに惹かれて、初めての日はこちらに。
このラーメン、やさしい味付けでスープを全て飲み干したくなるほど。海老のお出汁がこれでもかときいています。
アジア料理というと、ちょっとパンチが強いものを想像していましたが、全然違う!和食みたいな穏やかな旨み。ぷりぷりの海老もチャーシューも、どれも手をかけて丁寧に作られているのがわかるはず。
一度食べてから、しばらくあの旨みが忘れられなくて、今度はラクサに挑戦。
ラクサとは、ココナッツミルクカレーのラーメンのことを指すのだと先日知り(本場のシンガポールでは魚介系のラクサもあるらしい)、クリーミーで濃厚なスープにハマりかけていたのですが。
ここのラクサはやっぱり海老の出汁がきいてる!
ココナッツミルクが苦手な人でも食べられるくらいのレベルのまろやかな味。ちょっと辛めなので、食べ進めると滝のような汗が出ます。
それにしても、ひとつひとつの具材が手を抜いていないというか、無理のない調和がとれた味なんですよね。海老にしても蒸し鶏にしても、油揚げも魚のすり身にしても。
最近のラーメンはあっさり系が主流だと小耳に挟んだのですが、ここもそんな感じなのかな。女性が一人でランチする姿もよく見かけました。
浅草駅からは少し距離があるものの、ここはわざわざ行ってほしい店です。
浅草のランチが美味しい店。西浅草〈リトルアジア〉店舗情報
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