知らない街をぶらり。観光しつつ、観光地化されてない魅力を探るのが好き。
都内から気軽に日帰りでふらっと楽しめる場所はどこだろうか?というのを常に調べています。
そんなわたしが今回向かった先は、品川駅から京急線で約1時間の海辺の街、三浦市。
三浦の街が気になったのは、去年三浦に移住を決めたYukiさんのnoteやインスタから。
三浦海岸に行った記憶を辿ると、小学生のときに父の友人の家にお邪魔したことをうっすらと思い出しました。吹き抜けの、広くて白い壁のおうち。走り回れる家の広さに感動して、はしゃいだ記憶。
移住を決めるくらいの街ってどんな街なんだろう、というのが気になったので、Yukiさんに会いに行ってきました!
そうそう、三崎港といえばマグロ。マグロ丼も食べたいし!
ということで、行きたくなった人が気軽にすぐ行けるよう、今回の旅の行程をご紹介します。
とりあえず三崎マグロが今すぐ食べたくなった!でも時間がない!という方は、錦糸町の「魚寅(うおとら)」へどうぞ。おいしいマグロのぶつ切りが買えますよー!ランチで新鮮な海鮮丼も。
錦糸町・魚寅(うおとら)は行列のできる魚屋さん!マグロ・タコのぶつ切りは絶品。
みさきまぐろきっぷでお得に三浦海岸を楽しむ旅!
「みさきまぐろきっぷ」とは?
京急電鉄が発売している、「みさきまぐろきっぷ」という、かなりお得な切符を使いました。
このきっぷのポイントは豪華な3つの特典があること!
- 電車・バスの乗車券
- まぐろが楽しめるチケット
- 三浦・三崎の街が楽しめる観光チケット
どんなにお得かというと、
品川駅から三浦海岸駅の往復電車代 ¥860×2=¥1720
まぐろまんぷく券で食べたまぐろ丼(今回利用した店舗の場合) ¥1900・・・すでに¥3500を余裕で超えます。
これにバスの1日乗車券・おみやげや入園料が無料になるチケットがつくので、もうほぼタダ同然のような・・・
「みさきまぐろきっぷ」の販売所
京急線内のきっぷ窓口で販売しているそうです。(泉岳寺駅・三崎口駅を除く)
品川駅構内、京急線側・JR線側の乗り換え口でも販売していました。
ただし、前売り券の販売はなく当日のみ・・・!都営浅草線で直通で行こうと思っている方も、どうぞ一度品川駅で降りて窓口で購入してくださいね。ホームにきっぷ窓口あるので、改札を出ずに購入できますよ!
ホームにあるきっぷ窓口の左奥に、詳細が記載されたパンフレットがあるのでそちらもどうぞ。
このパンフレットを見ながら電車に乗れば、ワクワクが倍増すること間違いなし!ぜひもらってくださいね。
みさきまぐろきっぷでお得に三浦海岸を楽しむ旅!行程
10:57 京急線品川駅を出発。「快特 三崎口」行きへ。
電光掲示板と、足元を見て、並ぶ場所を間違えないように。
電車の旅は約1時間ほど。「みさきまぐろきっぷ」のパンフレットで、回る計画を立てましょう。
京急線の車内って、こんなに可愛いデザインなんですね。
ドット好きにはたまりません。
12:01 三浦海岸駅 到着
マグロ推しがすごい・・・
三浦海岸駅では、電光掲示板で各店舗の情報や混雑状況をお知らせしています。
「みさきまぐろきっぷ」のサイトからも見られて、リアルタイムで確認できるありがたいサービス!
旅先で「えっ、こんな混んでるの・・・?予定変更しないと・・・」って現地でがっかりすることありますよね。バスの運行情報も知れるんですよ!いろんな観光地で取り入れてほしいサービス。
12:20 三浦海岸の美しい砂浜に癒される
三浦海岸駅から、歩いて約5分程度。
砂浜がきれいなのは三浦、海の水がきれいなのは葉山なんだそう。
夏は海水浴で人がすごそうだけど、空いている時期に海を眺めにくるのっていいですよねぇ。
12:35 三浦海岸駅に戻り、京急バス「三浦港」行き(のりば1)に乗車
こちらのバスは、電車&バスフリーチケットで乗車可能。途中の乗り降りもオッケーなので、時間がある方はいろいろめぐるのも良いかもしれません。約20分程度で終点の「三浦港」へ到着。
13:00 まぐろ丼を食す
バスを降りて海の方へ歩いて行くと、右手にお食事どころが立ち並んでいます。
今回は「三崎館支店 香花(きょうか)」へ。
「みさきまぐろきっぷ丼 ¥1,900」が、「きっぷ」でいただけちゃいます。最高。
ごはんが少なめなので、程よい満腹感がちょうどいいです。
サイドオーダーでかき揚げを頼んでいる方もいました。(美味しそうだった・・・!)
こちらのお店は靴を脱いで上がるスタイル。座敷かなと思ったら、低めの椅子が用意されていたので、高齢者の方でも安心。
店頭には、品のいいおばあさまが立っていらっしゃいますよ。
14:00 市場を探検する
お店の向かい側にある「うらりマルシェ」へ。まぐろなどの海産物や野菜の販売をしています。
そうそう、「みさきまぐろきっぷ」のセットの中に「三浦・三崎おもひで券」というのがあるのですが、そちらを利用すると、ねぎとろがもらえるサービスなども・・・!
まぐろの胃とかたまごが売ってるの、初めて見ました。
2階は野菜売り場です。
この建物の隣には水中観光船乗り場も。次は乗ってみたいなー!
ここで夕陽を眺めるのもよさそうですね。
14:20 近くの喫茶店「珈琲屋」で休憩
喫茶店好きにはたまらないお店を見つけました!
角丸の窓がかわいいよ!
入った瞬間、どこかの芝居小屋に紛れ込んだのかな?と錯覚しちゃいました。この話は追ってまた。
家のような、船の中の一室のような、不思議な雰囲気。
旅って、その土地の人の生活にまぎれこんでみるのが一番おもしろい。
こちらで一休み。コーヒー飲みやすくて美味しかったです!
15:00 アタシ社の蔵書室「本と屯(たむろ)」へ
ここがいちばん行ってみたかった場所!ご夫婦で出版社をやられているアタシ社が集めた本を読める場所。
本屋で気になっていた「髪とアタシ」という雑誌を発行されているアタシ社。雑誌はまだ読んだことがないのですが、(美容師さん向けの本だと思ってた)次に行くときはぜひ購入したいと思います。
運営されているミネシンゴさんのnoteを読んでいたら、もう一度今すぐにでも行きたくなってきたので。
そう、こちらは本屋ではないのです。「蔵書室」。本を読める、コミュニティスペース、とでもいうのかな?
「あの本気になってたんだよね!」とか、「あのマンガ懐かしい・・・」とか、時間の許す限り、本との濃密な時間が過ごせる場所。
この日は、サポートされている親子がお店番をしていて、ふとしたきっかけでお話ししました。
目の前には新刊を売っている本屋さん。
漁港の近くって、ネコがゆるゆると散歩してるのがたまらない🐈
今日は本屋に入っていくトラネコを見かけました、ホントに。
「あの新刊出てるかな?」的な感じで。
#かもめと街の三浦案内 pic.twitter.com/g3PLWNohgB
— チヒロ@かもめと街 (@kamometomachi) 2018年3月14日
読みたい本の世界に没頭するもよし、お店の人と交流するのもよし。この、のんびりした空気を味わいたくて。営業日は、本と屯Twitterで確認を。
15:30 三崎港あたりの古い街並みを散歩
商店街のお店のシャッターは閉まっているところが多いけれど、味のある建物ばかりが並んでいるんです。
お店や商店街の路地、海に抜ける道どれもドラマを感じました。
16:00 ミサキドーナツで休憩
「本と屯」にいた親子のおすすめ、ミサキドーナツで「みさきまぐろきっぷ」の特典を利用しました。
こちらでチケットを渡すと、好きなドリンクとドーナツのセット+オリジナルエコバッグがもらえます!
この日は「ホワイトジンジャー」を。中にトロッとした生姜の砂糖漬け?が入っているのですが、とにかくおいしい・・・!
甘党でないわたしも、この甘すぎない美味しさに釘付けです。
全部食べてみたい・・・お土産に「りんご」を買ったのですが、こちらも美味しすぎましたのでぜひ。
2階でイートインできますよ!
古い一軒家を改装した店内は、レトロですごくかわいい・・・
今度はここで1日過ごしてみたい・・・
光の入り具合もとてもきれいなお店。
16:30 三崎港よりバスで「三崎口駅」へ
日も暮れてきたので帰りましょう。三崎港でバスを降りた場所と同じ場所が、帰りのバス停の位置です。
16:50 「三崎口駅」到着
ニャンコが待っていました。
17:11 品川駅へ出発
名残惜しいですが、次回の楽しみと思って帰路につきました。
ホームで電車を待っている間、そういえば、夕陽をじっくり眺める時間すら取っていなかったことにふと気付きました。最近は、普段の生活で気付けなかったことに気づける余白を残した旅をしたいなと思います。
ということで今回の旅は、無理せず欲張らず、のんびり回ることを裏テーマにしていたので、ゆっくりとリフレッシュができました!
城ヶ島も、コツメカワウソと握手ができる油壺マリンパークも、小網代の森も行きたい。次回行こう。
日帰りの旅はついつい欲張って詰め込みますが、移動や刺激に疲れてしまいがち。
何度か通って、少しずつその街を知るという旅も、いいのではないかなと思う今日この頃です。
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【ブログ更新】
#かもめと街の東京案内泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」で、自然光の中のんびり読書。浅草店は穴場らしいですよ…!
そういや #編集長稲垣吾郎 でも話題になってたお店!ここ最高。
泊まれる本屋で、静かな読書時間を。BOOK AND BED TOKYO浅草店へ https://t.co/vVIh1CKKBZ pic.twitter.com/Y9s15g8YOS
— チヒロ@街歩きエッセイスト (@kamometomachi) 2018年10月9日