旅行へ行くと、ついつい欲張ってあちこち行きたくなる。
いつのまにか「そこへ行くこと」だけが目的になってしまって、スタンプラリーのように行きたい場所を制覇することだけが目標になってしまうことがある。
今回のポートランドへの旅でも、行きたい場所やエリアは数え切れないほどあって、とにかくいろんな場所を回った。
けれども、たくさんの箇所を回ることだけに注目すると、そこで本当に得たかったことを忘れがちになる。せかせかと動くだけになって、感じたかったことを置き去りにしてしまう。
そうならないように、最終日もぐるぐると巡りつつ「欲張らず、のんびりと良いものをじっくりと味わう気持ち」を大切に、ポートランドの街並みを歩いた。
今日はポートランド旅行日記 #04 をお送りします。
前回までの分がまだの方は、ぜひこちらからどうぞ!
ポートランド旅行日記 #01 /ポートランド旅行日記 #02 /ポートランド旅行日記 #03
ポートランド旅行日記#04 セントジョンズ地区からスタート
ポートランドの街をめぐる旅、1日まわれるのは今日が最後の日・・・にも関わらず、午前中いっぱいは体調不良でダウン。
そりゃ、丸一日移動した後ほぼ毎日半日以上いろんな場所を回っていたら、疲れもドッと出るのもいたしかたない。というか、今までよく頑張ったな、わたしのからだ。
ということで、お昼から活動開始。水色の美しい橋を見に、セントジョンズ地区へ。
橋のたもとにあるカテドラルパークへ
ウィラメット川に架かる橋の中でも、人気なのがこちら。うまくとれなかったけど・・・。
そのたもとにあるのがカテドラルパーク。美しい白樺やモミの木が並ぶ、広々とした公園です。
こちらがモミの木。スケールが違いすぎて、わたしのカメラでは収まりません。
川辺では、犬を散歩に連れてきているカップルやカヌーへ乗っている地元の方がちらほら。
川に投げ込まれたボールを、嬉々として犬かきで取りに行くワンコたち。
地元の方の憩いの場として愛されているカテドラルパーク、とても心地いい場所でした。
セントジョンズ地区は古き良き雰囲気が残る街並み
ほんの少し晴れ間がのぞいたものの、ぽつぽつと雨が降り出すポートランド。いそいそとお店の並ぶ通りへやってきました。
ドライブスルーのあるバーガーショップ。映画で観たような、趣ある佇まい。
日本で言ったら、地方都市の古い商店街のような街並みに近いかな?建物はそのままで、長年営業していそうなお店から、おしゃれな雑貨屋さんからカフェまで。
古いアメリカ映画に出てきそうな、ドライブインのショップみたい。
このお店の奥には、お土産コーナーなのか、雑多なコレクショングッズがごちゃごちゃと置かれていてカオスでした。かわいいピンがたくさんあったので、値段を聞いてみるとコレクションだから売り物じゃない、と。
もうこのお店の雰囲気が好きすぎて、世界遺産にしてほしいレベル。
喉が渇いたのでメニューにあった「Bottled Water $1 」をお願いすると、ペットボトルの水を切らしていたのか、テイクアウト用の紙コップに氷と水を入れてくれました。お代を払おうとすると「No!」とかたくなに断られ、ありがたく頂戴しました・・・!
ジュージューと焼かれるバーガーの香りに誘われたけど、おなかがいっぱいで食べられず。次こそ行きたいな。
中古カメラ屋さんを見つけたけど、今日は定休日でした・・・ざんねん。
こちらはガソリンスタンドをリノベーションして、今はピザ屋さんに。
セントジョンズ地区でのランチは、お肉や魚を使わないヴィーガン料理のお店へ行くことに。
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ヴィーガン料理のファーストフード店へ
Google mapで偶然見つけたお店でランチすることに。
相変わらずメニューを見てもよくわからないまま、カンでハンバーガーとフィッシュ&チップス的なものを頼むことに。
こちらはお豆腐やテンペ(大豆を固めたもの。お肉を食べない人にとってのお肉的な存在のようです)を使ったハンバーガー。
肉を使わないバーガーなんて、と肉食のわたしは思いましたが、これが信じられないほど美味しい。
ヴィーガンなどのヘルシーな料理って、見た目もヘルシーなのであんまり食指が動かないのですが、こちらは見た目のボリューム感でも満足度が高いメニュー!お肉的なテンペには、八丁味噌のような甘じょっぱい味付けが。
こちらはフィッシュ&チップス的なものだと思って頼んだメニュー。フィッシュではなく、高野豆腐を海苔で巻いてカリカリに揚げたものでした・・・!
いやはや、ヴィーガン料理の懐の深さに魅了されました。食べ応えがきちんとあって、胃にも優しいの最高。こんなの食べられるお店、日本にあったら即教えてほしいです・・・!
写真ではわかりにくいけど、こちらもかなりのボリューム。2人でシェアがちょうどいい。ああ、この美味しさは別の記事でじっくりお伝えしますね。
倉庫にあるインテリアショップ「SCHOOLHOUSE」へ
ご飯を食べて、セントジョンズ地区を回っていたら大雨に見舞われたので、倉庫街のインテリアショップ「SCHOOLHOUSE」へ移動しました。
広々とした店内には、アメリカらしいデザインの照明を始めインテリアから小物、文具まで様々なラインナップ。
こちらのショップについても、別記事でご紹介できたらと思っています。ホーローのジャグを買ってしまいました。
「SCHOOLHOUSE」には、コーヒーショップも併設されており、ゆったりと休憩することができます。
わたしのカフェラテを作ってくれている、ピンク色のボブのメガネガール。最高にかわいい・・・
ちなみに注いでるボトルにはミルクが入っています。お得用洗剤のボトルみたいなサイズ。
ピンクボブの女の子が作ってくれた、うつくしいラテ。
10月下旬のポートランドでは、日本ほど朝晩の寒暖差はないのですが、10-15度ほどの気温なので少し肌寒い感じ。フリースが手放せませんでした。カイロも念のため持っていって正解。
ポートランド ダウンタウンで最後のショッピング
いったん暖を取りにホテルへ戻り、最後のダウンタウン巡りを楽しみます。
こちら、路線バスや路面電車に乗れる一日乗車券。
基本的に2回乗ればモトが取れるので、乗車前に買っておくのをオススメします。
アウトドアショップ・POLeRで「着る寝袋」を。
ポートランド発のアウトドアショップ「POLeR(ポーラー)」。雑誌ポパイでその存在を知って以来、ちょっと気になっていました。
ポーラーの商品でアイコン的な「着られる寝袋」。店舗で見つけて、悩みに悩んだ結果買ってしまいました。冷え性+寒がり+たまにキャンプしたくなる人は全員買ったほうがいいレベル。
モコモコの寝袋にくるまりながら冬を過ごせるなんて最高じゃないですか・・・?近々こちらもご紹介できれば。
フールフーズでお土産を選び、オーガニックサラダを満喫した最後の夜
あっという間に日も暮れて、結局行きたかったお店には全部行けませんでした。
せわしなくダウンタウンを巡ったけれど、夜は街の魅力が何十倍にも膨れ上がるので、足をとめたくなる景色に魅了されました。
こんなかわいいカフェも山ほどありました。
最後は、初日に来たオーガニックスーパー「フールフーズ」でお土産を調達しつつ、商品パッケージデザインにうっとりする時間。
「フールフーズ」では、オーガニックコスメもずらりとセレクトされています。日本と違って買いやすい値段なのがありがたい。そしてどれもデザインが素敵なんですよ。
最後の日も夜まで満喫し、ホテルへ戻って翌朝9時には空港へ。
街ゆく人も優しくて、ご飯もおいしい。デザインも素晴らしくて、そこに根付く「カルチャーのある街」。自然が身近で暮らしやすい街。「理想の街」と言われる所以がよくわかりました。
ポートランドの人たちにいただいた「優しい気持ち」を大切に、日々の暮らしを見直していきたいと思う今日このごろ。
ということで、4回にわたってポートランド旅行日記をお送りさせていただきました。思いのほか、たくさんの方に喜んでいただけて嬉しかったです!
まだまだ書ききれないけれど、日記という形態でのシリーズはこれで終了します。細かいお店の紹介や、おすすめの買ったものなど、少しずつご紹介していければと思っていますのでどうぞお楽しみに。
それまで、ぜひポートランド日記シリーズを読んで「ポートランド行ってみたいなー!」と楽しんでいただけたらしあわせです。
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ポートランド旅行記シリーズをどうぞ。
ポートランド旅行記#01 からどうぞ!