すっかり銭湯の魅力にはまってしまった。
京都を半日かけて散歩した足はパンパンで、気がついたら12kmも歩いていた。
安いビジネスホテルの狭いお風呂じゃ疲れは取れない。それならば旅先でも銭湯へ行こう。
そういえば京都で行ってみたい場所があったような・・・そこは、雑誌「POPEYE」に掲載されていた「サウナの梅湯」。
銭湯が好きすぎて、廃業の危機を迎えた銭湯の運営を引き継ぎ、切り盛りする若き番頭さんの話を読んでから、いつか行ってみたいなと思っていたんだった。
今日は、京都の五条楽園にある銭湯「サウナの梅湯」をご紹介します。
京都の銭湯なら!サウナの梅湯へ行こう!店舗外観
鴨川沿いにあるカフェ「efish」から、高瀬川沿いに歩いて約5分。
わりと街灯が少ない小道で、急に犬に吠えられたりして泣きそうになりながらたどり着いた「サウナの梅湯」。
お店も少ない場所で、こうこうと光るネオンサインを見つけた時の安心感といったら・・・!
高瀬川を挟んで見てもうっとりする、素敵なロケーションにある銭湯。
早速入ってみることにしました!わくわくして仕方ありません。
京都の銭湯なら!サウナの梅湯の店内
店内の写真はないので、ざっくりと説明を。入ってすぐ左には番頭さんが。真ん中には小さな休憩スペースがあり、右手に男湯、左手に女湯の入口があります。
靴箱のロッカーの鍵、レトロで素敵なんですよね。ついついじっくり見てしまいます。
脱衣所は広々としていて着替えやすく、大きなテレビが設置されているのでちょっと休憩するのもいい感じ。
湯船は、噴水のようなオブジェから湯が湧き出ているのが印象的なお風呂でした・・・!
いちばん驚いたのは電気風呂。湯船につかった瞬間、全身にビリビリと電気?が走ります。
電気の力でマッサージしてくれるもので、マッサージ機のように「たたく」「もむ」を体感できます。
梅湯の電気風呂、ものすごくパワフル・・・!笑っちゃうくらい強くて、1分で出ました。でも面白かったなー。クセになる刺激。
サウナは、まだわたしがサウナにはまりきれてないので感想を言えるレベルではないのですが、結構熱かった気がします・・・!
そして、最近解放されたという2階の休憩スペース。
わたしが行った瞬間に、常連さんが特等席を開けてくれて、2階の窓からの眺めを見ながらゆっくり休みました。観光地ではない、京都のふだんの夜を過ごせて幸せ。
見下ろすと、常連さんが自転車に乗って帰って行くのが見えて、こんな風にこの銭湯に通える場所に住んでるのがうらやましいなぁと思ったり。
京都は古い銭湯がたくさん残っているそうですが、設備の古さや運営面などで続けていくのがとても難しいそう。
脱衣所に貼られていた梅湯の瓦版を読むと、銭湯の経営って本当にお金がかかるんだそうです。古い建物なので設備を整えたくとも、今の経営だと現状の設備を維持するだけでいっぱいなんだとか。
銭湯があれば、地震など有事のときに大勢の人が温かい湯船につかることができる。
けれど実際問題、今の補助金制度では耐震性を高めるなどの設備投資まで回すのが難しいと書かれていました。
この頃の銭湯ブームで、身近にも銭湯好きがたくさんいることに気づいたのですが、それでもごく一部のムーブメントだということを肌で感じました。
京都の銭湯へはなかなか行けないけれど、いつまでもこの場所に梅湯があってほしいな。
そう思いながら店を後にしました。
京都に行かれる方、ぜひ散歩の最後に「サウナの梅湯」、立ち寄ってみてくださいね!
京都の銭湯おすすめ。サウナの梅湯 店舗情報
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