「伝統工芸」というと、敷居が高く感じる人も多いだろう。
かく言う私もそのひとりだ。
「手しごと」と呼ばれるようになった、作家ものの作品に興味を持ち始めるようになり、折に触れて少しずつ集めるようになった。
けれど本格的な「伝統工芸」というと、ふだん使いには難しくひるんでしまう。それはきっと、気軽に使える機会がないから。
江戸切子は、江戸時代に東京で作られるようになったガラス細工のことで、日本の伝統工芸品のひとつ。
繊細な格子模様などのモチーフが印象的なガラスは、非日常のアイテムという印象が強い。
けれども、そんな江戸切子でコーヒーを飲めるカフェがある。
江戸切子のコーヒーカップに、たっぷりと注がれたホットコーヒーの意外な組み合わせが良い。
今日は、錦糸町駅にある「すみだ珈琲」へ。
東京下町散歩で伝統工芸に触れる。「すみだ珈琲」店舗外観
「すみだ珈琲」があるのは、JR総武線錦糸町駅から徒歩約10分、亀戸天神のほど近く。
古い一軒家を改築した、ちいさな小屋のようなお店。
向かい側には大型商業施設「オリナス錦糸町」がありますよ。
東京下町散歩で伝統工芸に触れる。「すみだ珈琲」店内
すみだ珈琲がおもしろいのは、江戸の伝統工芸である「江戸切子」をふんだんに取り入れているところ。
うつくしい江戸切子を日常の中で知ってほしいという思いから、コーヒーカップに使うことにしたそうです。
そんな江戸文化に気軽に触れられる魅力がありつつ、お店はDIYで作った小屋のようなお洒落な雰囲気。
お店自体はそんなに広くなくて、週末に行くといつも混んでる印象なのですが、1人のお客さんが多いのか、とても静かで居心地いいんですよね。
入ってすぐ、テーブル席が4つほど。奥のカウンター席は4席くらい。モダンな雰囲気と工芸品やレトロなランプのバランス感がいいんですよね。
錦糸町は大きな商業施設がたくさんあって、人も多くていつも混んでる街という印象。けれど、ガラス一枚隔てた「すみだ珈琲」には、ゆったりとした空間が広がっています。
東京下町散歩で伝統工芸に触れる。「すみだ珈琲」メニュー
「すみだ珈琲」のコーヒーカップは、江戸切子のもの。
ホットドリンクを入れられる江戸切子のカップを職人さんと開発されたそうで、これはちょっとめずらしいのでは・・・!
しっとり濃厚なチーズケーキとカフェラテで、冬の散歩で冷えた体を温めます。
江戸切子といえば、このブルーが思い浮かぶ人も多いのでは?ああ、うつくしい。
江戸切子のコーヒーカップは購入可能なので、気になった方はぜひ。
そうそう、「すみだ珈琲」のドリップパックは、おうち型でかわいいんですよ!これはいろんなお店でよく見かけるので、目にしたことが多い方も多いはず。
お土産に喜ばれそうなスペシャルティコーヒーのかわいいパッケージ。ちょっとした手土産リストに追加しようと思います。
ネットでも買うことができますよー!
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お店は亀戸天神からも近いので、ぜひ参拝のついでにもどうぞ。
「すみだ珈琲」店舗情報
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