ジリジリと刺す真夏の日差しの中を、人混みを避けるように歩いた。
駅前の商店街は、もくもくと湯気を立てる温泉まんじゅうやさんに、干物だらけのお土産やさん。
熱海といえば、わたしの中では「時代の流れで閑散としてしまった観光地」という印象が強い街だったけれど、いつの間にか人気復活したようで、商店街には人がたくさんあふれていた。
静かな場所でのんびりしようと思ったのに。
そう思いながら、人が居なそうな路地を選んで海の方へ歩いて行く。
急な坂を下ってようやく表通りに出ると、目の前はヤシの木が並ぶビーチ。平成最後の夏を楽しんでいる大学生たちが、名残惜しそうに海遊びを楽しんでいた。
ビーチから道路をはさんだ反対側に見えたのは「サンバード」という喫茶店。今日の目的地。
海が一望できる。熱海の喫茶店「サンバード」店舗外観
熱海サンビーチを目指して歩くと、急にこんなレトロな店構えが。
ロゴのセンス、かっこよすぎませんか?なんだか昭和の冷蔵庫とか、家電メーカーのロゴみたい。
熱海のおすすめ喫茶店「サンバード」店内
ああ!このロゴのかわいさよ・・・!背景のガラスのタイルとの相性が素敵すぎて。これが見たかった・・・
そうそう、喫茶店というと薄暗い店内をイメージされる方も多いかと思います。でも、サンバードはこんな感じ!
海辺の眩しい日差しが、これでもかというほど降り注ぎます。こちらの席の方はビールを飲まれていたようですね。確かに、ビールが似合う窓辺。
サンバードの大きなガラス窓からは、熱海の海が一望できます。
こんな風に海辺の景色が見られる喫茶店って他にあるのかな?けっこう珍しい気がしています。
見上げると、レトロなランプも可愛い。
スカイブルーの灰皿と、オレンジのカーテンの配色もかわいい!
よく撮影に使われているらしく、壁には有名人のサインがずらり。
店内は撮影可でしたが、お店の方に一声かけるようにと張り紙がしてあったので、声をかけてくださいね。
店内にうっとりしすぎましたが、ランチの紹介にうつります。
熱海の喫茶店「サンバード」メニュー
じゃーん!鉄板ナポリタン!
モクモクと上がる煙といい匂いにつられて、注文しちゃいました!熱した鉄板がジュージューと食欲をそそる音を立てています。
甘いトマトソースと、ソーセージたっぷりのなつかしいナポリタン。ごちそうさまでした!
熱海の喫茶店「サンバード」おすすめまとめ
- ロゴデザインの秀逸さは一見の価値あり
- 海が見えるめずらしい喫茶店
- 数量限定の鉄板ナポリタンが美味
開放感のあふれる「サンバード」へどうぞ。
次回は、熱海で67年続く老舗のジャズ喫茶をご紹介します。
熱海の喫茶店「サンバード」店舗情報
次に読むなら、神保町で老舗の喫茶店「ミロンガ」を
神保町「ミロンガ・ヌォーバ」でタンゴを聴きながらウィンナーコーヒーを。