「ほんとうは教えたくないけど、教えたい店」に出会えると、ドキドキする。
久しぶりの友人と谷中でおちあって、話がはずんであっという間に時間が過ぎ、「さぁ、もう一軒」と思ったものの、最近の谷中はとても混んでいる。
海外の観光客が増え、細い路地は人ごみでいっぱい。飲食店や総菜の店は行列で、昔ながらの谷中を想像して来た人は、そのギャップに驚いてしまうだろう。
それが悪いわけじゃないけれど、土日はちょっと息苦しくなる。
「じつは穴場のカフェがあるんですよ」と、いつもおすすめのセンスが光る友人に連れられて、谷中銀座商店街の細い路地を曲がる。
良い雰囲気のお蕎麦やさんや、お店がちらほら。すぐ右に見えてきた一軒家をリノベーションしたカフェが「TAYORI」。
洗練された雰囲気と、昔懐かしい一軒家の佇まいのバランス。こういうカフェに目がないわたし、久しぶりに興奮しました。
今日は谷中にある「TAYORI」へ。
谷中散歩で「TAYORI」へ。店舗外観
「TAYORI」は、谷中銀座商店街の細い路地を入ったところにあります。
こちらの看板が目印！
暖かい季節なら、縁側も気持ちよさそうですね。
同じ建物内にあったアクセサリー屋さんのディスプレイ。かわいい。
谷中散歩で「TAYORI」へ。店内
「TAYORI」は、深い緑がテーマカラーになっていて、古道具を中心としたインテリアとの合わせがとても魅力的。
ひとりでもカウンター席があると安心
いろんな形のランプが使われているのがかわいいんです。
奥に目を向ければ、なにやら座敷席もあるもよう。舞踏の稽古場だったんですね。
お正月の三が日、1月3日に訪れたのでお店はのんびりムード。常連さんが家族づれで来ていたり、ほんわかした一面がのぞけました。
TAYORIをいきつけにしている友人によれば、近くのHAGISOほど混んでいないので入りやすいとのこと。今度はランチの時間に行ってみたいな。
谷中散歩で「TAYORI」へ メニュー
お正月限定メニュー（たぶんもう終わってる・・・ごめんなさい！）のきなこソフトクリームのあんみつ＋煎茶セットを。
なんてうつくしいんでしょうか・・・。
とろりと黒蜜をかけて、いただきます。
濃厚なきなこソフトと、あんみつ全体の甘さのバランスがちょうどよくて、あっという間に完食。ふだんあんみつ、食べないんですけどね。たぶん、自分で注文して食べたあんみつ、初だと思います。
お土産コーナーも充実していますよ！スコーンも美味しそう。
あんみつだけであんなに美味しかったのだから、きっと焼き菓子も美味しいはず。お土産メモに追加しよう、「TAYORI」のクッキー缶。
おいしそうなお惣菜もずらり。
全国各地のお土産が並んでいて、どれも試してみたくなっちゃう。
離乳食まである！
「TAYORI」では、地方の野菜のお取り寄せサービスも行なっているらしく（店頭受け取り）、積極的に生産者と消費者のわたしたちとのつながりを作ろうという姿勢が見受けられました。
こちらのポストには、生産者さんへのお手紙を投函できるようになっています。しかも、蔵前の人気文具店「カキモリ」のインクを使って。
地域と人を結ぶ活動っていいですよね。野菜、申し込んでお手紙も書いてみたいなぁ。
谷中散歩の際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
谷中散歩で「TAYORI」へ。店舗情報
近くの根津。猫がいる喫茶店もおすすめ
谷中散歩でネコのいる根津の喫茶店「ル・プリーベ」に出会う休日。
