おやつの時間は、心の休息タイム。
気分が乗っているときは走り続けられるけれど、そうでないときこそ自分を甘やかす時間は必要だ。
忙しいと、ついつい休むのを忘れがちではある。だけど、休まずに突っ走り続けると、集中力が途切れたままダラダラと作業をしていたり、終わった後の疲労感が途轍もない。だからこそ、3分でも5分でも休む時間を作っている。
午後になると、わたしはTwitterで「おやつの時間ですよ」とつぶやく。初めは、過去のカフェの記事を紹介するためだったけれど、最近は、そう呟くことで、休めない誰かの「休むスイッチ」を作れたらいいな、と思っている。
一瞬でも休んだほうが、やり続けるより効率が良くなることを知っているから、きちんと休む。
そんなときに、そばに置いておきたい「今日のおやつ」を紹介する企画を始めます。
#今日のおやつ 今回紹介するのは…
今日のおやつは、秋田・角館にあるお菓子屋〈くら吉〉のマロンウィッチと、静岡〈カネ十農園〉のゆず煎茶を。
〈くら吉〉のマロンウィッチ
久しぶりにお会いするかたに手土産を、と思って駆け込むのは松屋銀座店。老若男女だれでも対応できる品揃えなので、さっと探したいときに便利なんです。
この日選んだのは、ちょっと珍しいおやつ。秋田県の西明寺栗という品種を使ったマロングラッセを入れたクリームサンドです。サンドしたクッキーは、ほろほろとした食感で、中のクリームは小さな栗が入ったやさしい甘さ。これは美味しいものを見つけてしまった…!お砂糖たっぷりの濃厚なクリームではなく、あくまで栗が主役。
わたしは甘すぎる栗のお菓子が苦手なのですが、これはおいしい。あくまで栗が主役なので濃すぎないんですよね。素材の味を楽しめるお菓子。食べ終わる頃に気づいたのですが、冷蔵庫で冷やしてから食べるとよりおいしいらしいです…。
松屋銀座の地下・洋菓子コーナーで、8月ごろまで出店しているとのことでした!ネットで販売しているところはないみたい。(くら吉の公式サイトにも掲載なし)
〈カネ十農園〉のゆず煎茶
マロンウィッチに添えたのは、5月に立ち寄った日本茶カフェで見つけた、柚子煎茶。静岡のお茶屋さん「カネ十農園」が作るオリジナルのお茶です。1888年創業の「カネ十農園」は、静岡県牧之原市にある茶農園。
イイホシユミコさんの急須へ入れて、まじまじとお茶っぱを見てみると、柚子のドライがあちこちに。
静岡産のゆずとレモングラスを加えたお茶は、良い香りがお湯を入れた瞬間にふわっと立ちのぼります。これだけで癒される…!カフェイン抑えめに加工しているというのもうれしいポイントです。
「煎茶が苦手」だという人にも試してほしい!ゆずとレモングラスのおかげで、程よい味わいが楽しめるんですよ。公式サイトやAmazonでも購入できます。
ちなみに、先日「カネ十農園」さんへ別件で取材へ伺いました。(絶賛執筆中!)その時も他のお茶を購入したので、またご紹介できればと思います。
ということで、「今日のおやつ」の紹介、ゆるく続けていきますね〜!おいしいおやつ、お気に入りのおやつを見つけたら教えてくださいね。
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