「巣鴨ね、行く機会ないし、おばあちゃんの原宿はちょっとまだ早いかな」
都内に住んでいながら、初めて巣鴨地蔵通りを歩いてみました。きっかけは、たまに通ってる整体の店が移転したからだったのですが。
大塚駅から、都電荒川線(愛称は「東京さくらトラム」らしい)で2駅の「庚申塚駅」へ。
レトロ好きにはたまらない街並みで、「なんで早く来なかったの…⁉︎」と自分を責めちゃいたくなる素晴らしさ。
猛暑のなか、庚申塚をほんの少しぶらり散歩した記録をお届けします。
JR大塚駅から都電のホームへ
大塚駅を出ると、「都電は改札を出て左の北口から右へ進んでください」と張り紙がしてあって、頭が混乱しました。ややこしい。
JR線の高架下にあるホームから三ノ輪橋方面へ出発。
車でもなく、電車の距離感でもない。車道と交差する都電の眺めは新鮮ですね。混んでて写真撮れなかったけど。
家と家のすきまを縫うように走る都電の車窓からは、白と黒のぶち猫が線路の脇からこっちを眺めていました。かわいい。あと車内アナウンスで「野菜が安い!お地蔵さんもにっこり」って聞こえてニヤニヤしました。なにそれ。
都電荒川線「庚申塚」のホームにある〈甘味処 いっぷく亭〉
大塚駅から2駅。庚申塚(こうしんづか)という停留所(都電は駅と呼ばず、停留所というのが正解らしい)で下車したところ…!
目の前に甘味処!ホーム上にあるってどういうこと?と驚きました。
今年28年目を迎える〈甘味処 いっぷく亭〉は、手づくりおはぎが有名なお店だそう。この日はお腹が空いていたので、実は密かに人気だという焼きそばをチョイス。
どーんと目玉焼きが乗った焼きそばは、懐かしい味わい。薄めの味付けで、ソースは別添えでもついてきます。
巣鴨地蔵通りへ
ホームを降りて歩くと、交差点の向こうに神社が。こんなところに…!
しかも「見ざる聞かざる言わざる」までいる!かわいい。
巣鴨まで続く商店街をずっと歩くと、とげぬき地蔵にいけるそう。
ほんの少し歩いただけなのに、和菓子屋さんやおせんべい屋さんなどなど、レトロの洪水でうっとり。
ただ…この日は最高気温が36度という、猛暑日。とげぬき地蔵まで見て帰ろうと思ったのですが…!
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ふわふわかき氷とクリーム
和菓子屋さん〈榮太棲〉の甘味処へ、するすると入ってしまいました。
5分歩いただけでヘロヘロ、命の危険を感じたので、ふだんあまり食べないかき氷、食べちゃいました。
レモンかき氷、ワンコイン500円。アイスクリームのトッピング100円という、お財布に優しい〈榮太棲〉の甘味処。
ふわふわの氷。アイスはどこへ?と思ったら内側に隠れていました。お隣のおばあちゃんは宇治金時にアイスを注文していて、「まあ、大きい!ふふっ」って笑顔を浮かべていて。甘いものは人を幸せにしますね。
かき氷を食べた後、けっこう満たされた気持ちになっちゃいました。最高気温36度、さすがに体力をうばわれますね。
行き止まりかと思ったら、線路渡れるようになってる!どの小道もカーブしたところが多くて、区画整理がされていない場所なのかな?と。
まっすぐな目抜き通りも気持ちいいけれど、奥に何があるかわからない道もたのしい。
都電に乗り帰路へ。
帰りの車内、お母さんがあやしても泣き止まない赤ちゃんがワンワン泣いてたのですが、同じ車両に乗っていたお兄さん(おそらく海外からの観光の方)が、さりげなくYouTubeでアンパンマンを見せて、一瞬で泣き止ませていました…!お兄さんの優しさとアンパンマンのパワーに感激。
わたしのカメラ
よく「カメラ何使ってるんですか?」と聞かれるたび、「なんだったっけな」って思い出せなくなるのでちょっとだけご紹介します。
わたしがいつも使っているのは、OLYMPUSのOM-D E-M10。夫のお父さんから譲っていただいたカメラなのですが、一眼レフにしては小ぶりで操作しやすく、鮮やかな発色とカリッとした表現が好きで気に入っています。レンズは2ヶ月前に買ったもので、かなり使い勝手が良くて最高。
レトロさんぽ、続けます
束の間の時間でしたが、なんだか久しぶりに写真撮るのが楽しく感じました。変わりゆく街並みを、少しずつ記録していけたらいいな。気が向いたら、またレトロさんぽしようと思います。
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