ブログやSNSを始めてから、呪いのように何度も聞いた言葉がある。
「読者にとって有益な情報を書け」と。
言いたいことはすごくわかる。
「○○ちゃんとランチ!ここのパスタ美味しかった!」なんて言われても、知らない人にとっては正直どうでもいい。
もちろんここで言うブログとは、少しでも収益を上げて人気ブログにしたい人の場合。
ブログを書くのが好きでたまらないわたしも、よく「有益な情報を書け」病に陥ることがある。
「有益な情報ってなんだっけ・・・?」
読者が知りたい情報がぬかりなく網羅された、まとめサイト的なもの?
そういう記事に助けられることもよくあるし、疑問が全て解決できる記事というのはすばらしい。
人気ブログにしたいならこう書くべき!という型をたくさん学んで役に立ってる部分と同じくらい、「有益な情報」という言葉に囚われていることがある。
TwitterやInstagramの発信方法もしかり。
もちろんタダの日記やつぶやきを投稿し続けていても、目に見える成果は低い。
「みんなにとって有益な情報」と、「自分らしさ」の中間を目指したいな、っていつも思っている。
その人の温度が伝わってくるブログやつぶやき。
そういう温度が伝わるものに、いつも心を動かされる。
「有益な情報」って、きっと人それぞれ感じる意味合いが違うみたい。
わたしにとっては、気づきを与えてくれるつぶやきも、笑っちゃうようなちょっとしたつぶやきも、その人が過ごした日常を書いた「日記」でも。
書き手の「目に見えない気持ち」が伝わってくれば、もうそれは有益な情報。
その人が感じたことが直に伝わってきて、まるで自分が感じたかのように共感できたり。
その「情報」によって、なんとなく落ち込んでた気持ちがふっと解消されたり。はたまた思い出が蘇ってきて胸がいっぱいになったり。
わたしにとっての「有益な情報」は、心が動かされるもの。
たとえどんなに体裁が整っていなくても、気持ちを込めて「伝われ、伝われ!」って思って書いている記事に出逢うとうれしくなる。
その記事からもらった気持ちは、わたしを元気にさせてくれるから。
今日は仕事中ずっとくるりを聴いていました。
昨日Twitterを見ていたら、ブログ仲間のSleepyHeadくんが「あなたの好きなくるり、ぜひ教えてほしい」ってつぶやいていたから。
それで好きな曲を思い出してみたら、胸がいっぱいになっちゃって。
忘れていたことを一気に思い出せたし、そのおかげで今日の仕事も「くるりの曲はやっぱりいいなぁ」なんて思いながら1日楽しく過ごせました。
誰かの「有益な情報」が、わたしの毎日を照らしてくれるということがうれしい。
「有益な情報ってなんだろう?」って考えが頭をループしだしたので、たまには書きたいことをそのまま書いてみました。
「有益な情報」という言葉に悩まされて何も書けなくなっている人に、届いたらいいなー!(これが正解かはわからないけどね。)
台湾の「有益な情報」発信、がんばりますよ
【ご報告】monographブログメンター企画で台湾へ行かせていただきます
Twitterで 「知られざる街の魅力」をお届けしています
30代の女性に向けて、「知られざる街の魅力」をエッセイでご紹介するWebマガジン『かもめと街」の編集長チヒロです。フォローお待ちしております! pic.twitter.com/jbADnmCxNC
— チヒロ@かもめと街 (@kamometomachi) 2018年3月12日