早く起きられた週末の朝。
さすがに人気エリアでも空いている時間です。谷中で行き当たりばったり、おいしそうなものを買い、気になるスポットをのんびり散歩しました。
大した距離は歩いてないけれど、ゆっくり歩くからこそ見えてくるあれこれが輝いて見えて、いつまでも歩けそうな気持ちに。
とはいえ、人気エリアであるがゆえ、情報が多すぎてどこを巡ればいいのかわかりにくいような気もしています。
そんなわけで、秋の終わりに歩いた谷中のおすすめ散歩ルートをざっくりまとめてみました!
谷中のおすすめ散歩ルートまとめ。週末モーニング編
まずはざっくりとルート案内を。
- 出発:上野駅または鶯谷駅
- カヤバ珈琲
- 下町風俗資料館付設展示場
- 谷中岡埜栄泉
- 嵯峨のあられ
- 上野桜木あたり(ヴァーネル)
- スカイザバスハウス
- 岐阜ホール
- 上野公園
- 到着:上野駅
ご参考までに、週末の朝9時半から13時前まで、約3時間半弱の滞在でした。
どのスポットも近いスポットなので、サクサクまわれるといえば周れます。駅から谷中エリアまでがちょっと遠いかなと思うくらいで。
でもせっかくなら、ショップやカフェなどのスポット以外にも建物や植物など、「街のなにか」に注目して、スローペースで歩くと新しい発見できるかも。
では、早速出発してみますか!
谷中のおすすめ散歩ルートまとめ。〈カヤバ珈琲〉でモーニングを。
今回紹介するエリアへは、上野駅から上野公園を通って向かうのが一番わかりやすいかと。
谷中のカフェといえば〈カヤバ珈琲〉。いつも並んでいる印象ですが、予約ができるようになったので待たずに入れるのがうれしい。予定が立てやすくなりました。ふわとろタマゴサンド、おすすめ。
谷中のモーニングでおすすめ。〈カヤバ珈琲〉であつあつの玉子サンドを。
谷中のおすすめ散歩ルートまとめ。〈下町風俗資料館付設展示場〉で商家建築を見学する
〈カヤバ珈琲〉の真向かいにあるのは、昔の酒店を移築した資料館。
出桁造りが立派な名建築は、もともと酒屋の帳場として使われていた箇所を解放し展示しています。係員の方の親切な説明で、歴史に疎いわたしでも興味深々で楽しめました。
寿司職人のおじいさんが趣味で始めたという絵画の展示も。
店で不要になるかまぼこ板がもったいなくて、キャンバスとして使っている作品。発想が素敵ですね。
谷中散歩コースでおすすめ。昔の商家建築を見学できる〈下町風俗資料館付設展示場〉
谷中のおすすめ。〈谷中岡埜栄泉〉で豆大福をお土産に
すぐ近くは和菓子屋さんも。〈谷中岡埜栄泉〉ではミッキーがお出迎えしてくれました。この顔のミッキーはだいぶ昔のでは…?Tシャツで着膨れしてるミッキー、レアです。
ぬいぐるみやらフィギュアやら、いろいろ置いてあるのがほっこり。
明治33年の創業で、建物は戦後すぐに建てられたとのこと。
店の方にお話を聞いたところ、戦時中は、空襲の被害を最小限に抑えるために、この辺りの店の建物を強制疎開しなくてはならなかったそう。「この日までに店を潰せ」という指令がきたそうな。お店の方たちはどれほどやりきれない気持ちだったでしょうか。
それはそうと、〈谷中岡埜栄泉〉の名物は豆大福だそうで、お土産にゲットしました。お餅は毎日つきたてのものを使っているとのこと。お取り置きもできるそうですよ。
谷中のおすすめ散歩ルートまとめ。〈嵯峨の家〉で香ばしいあられを買う
扇子のような木板の看板が気になる!
こちらは大正3年創業の〈嵯峨の家〉。
今までなんとなく、お煎餅屋さんって入りにくいなと感じていたのですが、ガラスケースに惹かれていくつか買ってみました。
なんでもあられとかき餅は、ここで餅をついて作っているとのこと。奥に焼き場があって、煎餅を焼いているところがチラッと見えました。
ここのあられ、、、すごく美味しい!!いつもコンビニのPBで済ませている煎餅食べたい欲ですが、全然別物。びっくりした。ほぼその日のうちに食べました(笑)。
友達へのお土産も包んでいただきましたが、きれいに包装紙で梱包し、紐で結わいてくれるんですよ。昔はそういうのが地味に思えたけれど、今はその慎ましさが素敵だなと感じています。
ここからは、ぶらっと一周した時に気になった建物を。
畳屋さんの上部の看板、畳屋っぽくなくてかわいい〜!
〈愛玉子〉、ずっと気になってはいるけれど入れずじまい。
そういえば〈愛玉子〉は、浅草橋の〈家豆花〉で食べたんだった。夏にぴったりのゼリーみたいな食感だった気がする。
角の豆腐屋っていいですよね。店の裏側が覗けるから好きなのかも。
道に迷った時に見つけたおうち。
確か、ギャラリーか会社として使っているようでした。気になる建物。
谷中のおすすめ散歩ルートまとめ。〈上野桜木あたり ヴァーネル〉でシナモンロールを
最近ドラマでも使われていると話題の〈上野桜木あたり〉。
古民家をすっぽりそのまま商業施設にするスタイル、よいですね。
路地裏散歩気分も味わえちゃいます。
なかでも、シナモンロールが美味しい〈ヴァーネル〉は、ぜひ寄ってほしいベーカリーショップ。
甘さとスパイスのバランスがちょうどいいんです。
それに、この佇まい!いい雰囲気でしょ?
谷中のおすすめ散歩。シナモンロールが美味しい〈VANER ヴァーネル〉
谷中のおすすめ散歩ルートまとめ。〈SCAI THE BATHHOUSE〉で銭湯ギャラリーを見学する
元銭湯をリノベーションし、ギャラリーにした〈スカイ ザ バスハウス〉。
木綿豆腐の表面のような模様がついたタイルにも注目を。
こんな風に、歴史ある建物が大切に残されている街は素敵ですよね。
どのスポットも目と鼻の先にも関わらず、時間をかけて歩いたら結構へとへとに。
上野方面に向かうとしますか。
谷中のおすすめ散歩ルートまとめ。〈岐阜ホール〉で岐阜の名物を見つける
最後にひとつ寄りたかったスポットを思い出しました。
岐阜のアンテナショップ&カフェ併設の〈岐阜ホール〉で、気になるものをお買い上げ。
「これ気になってた!」と思うものや場所が岐阜と縁があると知れただけで、岐阜ホールへ行った価値はある気がします。岐阜行ってみたいよ〜!
と、いうことで、上野公園をのんびり歩きながら駅へ向かいます。
谷中のおすすめ散歩ルートまとめ。〈上野公園〉できれいな紅葉を見つける
以前は使われていた、博物館駅。降りたことなかったのが悔やまれます…。たまにイベントで解放されているので、いつか中へ入れるといいな。
11月も終わりに差し掛かっていたというのに、これからが秋本番と言わんばかりの紅葉たち。
年を追うごとに、紅葉の見頃が後ろ倒しになっている気がしますね。
あえて上野駅の公園口には向かわず、歩道橋からの線路を見渡しに行きました。
いつのまにか電車オタクになりつつある甥っ子に、この風景を見せてあげたい。
ということで、谷中さんぽ、終了!
見どころたくさん!フォトスポットだらけの谷中エリア
こんなにまわるつもりではなかったのに、思った以上に近接したスポットが多かったのでサクサクとまわれました。まわるほどお土産が増えて、荷物が重たくなるのもいつものこと。
それにしても、谷中から上野は撮りたくなる風景がたくさんありますね。
散歩の醍醐味って、どれだけの目的地に行けるかよりも、その道程でどれだけ観察できるかな気がしています。
こんな時期なのであんまり散歩もできないけれど、普段の生活でも「これなんだろう?」と疑問に思ったものに注目してみると、新たな発見があるかもしれません。
錦糸町のおすすめ散歩ルート。夕方から夜編