新宿から一駅。代々木の駅前は入り組んでいて、Googleマップとにらめっこしながら角を曲がる。
2階建ての、蔦がからまる店を見つけた。
駅近くの通りゆえ、ファーストフードやファミレス、コンビニなどのチェーン店がひしめく中、どっしりと構えた姿は歴史を感じさせる。
梅雨なのに、外は日差しが照りつけるほどの暑さ。一仕事を終えて、クーラーの効いた秘密基地へ入った。
今日は代々木駅にある〈珈琲専門店TOM（トム）〉へ。
代々木でコーヒーを。〈珈琲専門店TOM （トム）〉店舗外観
代々木でコーヒーが飲みたくなったら、ぜひ〈珈琲専門店TOM〉へ。どこも人が多い新宿駅でカフェ休憩するなら、一駅電車に乗るか、ちょっと歩いて代々木へ行くのもいいかも。
蔦のからまる、山小屋のような外観がとても好み。
菊池亜希子さんの「好きよ、喫茶店」で知ってから、ずっと行きたかった喫茶店です。
代々木でコーヒーを。〈珈琲専門店TOM （トム）〉店内
創業から40年以上経った、趣のある店内。飴色の壁が歴史を感じさせてくれます。こういう味わいは、時間が経つことでしか醸し出せない雰囲気。それっぽくできる加工はあるかもしれないけれど、やっぱりきちんと作られているものは、年季が入るたびに美しく進化していくのです。
1階はカウンターとボックス席で、外の光があまり入らない分、ちょっと薄暗さが合って落ち着く感じ。2階は窓から差し込む自然光が心地よいです。
この日は平日のお昼過ぎに行ったのですが、13時をすぎた頃から常連さんが増えてきました。喫煙OKなので、タバコを燻らしながらミーティングをするサラリーマンの方や、ひとりで来る女性。
船の中に吊るされているようなランプ、藤製のランプシェードと、至るところにこだわりを見つけて、心の中は大興奮。
代々木でコーヒーを。〈珈琲専門店TOM （トム）〉メニュー
種類豊富な珈琲のメニューはこちら。こちらの名物デザートは「コーヒーぜんざい」と、「ババロア」なんです。
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なんでもコーヒー味のババロア、その名も「ジジロア」というメニューがあって。それを目的に来たものの、今日は品切れ。
ということで、シンプルにババロアとソフト珈琲のセットを。
トロンとした懐かしいバニラ風味のババロアには、キウイのコンフィチュールをまとわせて。
ババロアと合わせたいのは、ソフトコーヒーだそう。何も入れなくても飲みやすく、苦味も酸味も抑えめの味わいでした。
カップ&ソーサーもオリジナルで作っているそう。
「喫茶店のデザート」というと、ケーキ一択になりがちですが、ババロアは新鮮でいいな。ケーキほど重たくなく、ペロッと食べられちゃう。まろやかな食感のババロアと、飲み心地の良いコーヒーの相性、抜群でした。
新宿界隈でお茶をしたくなった時は、代々木までお散歩してみてはいかがでしょうか。
代々木でコーヒーを。〈珈琲専門店TOM （トム）〉店舗情報
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